2019年
11月
25日
月
12月25日にphp研究所より
" 50歳からの10歳若く生きる服装術"を
たかぎこういち氏との共著で出版いたします。
ほんの少しだけ、装いに気を配ることで、
第一印象は確実にアップし、 相手に褒められ、
そこから会話が弾み、幸福ホルモン ( オキシトシン )
が湧き出す事で健康になり、多くの喜びを感じる事
ができるでしょう。
1着のブレザーでの利便性を考慮したシーン別
着回し術や、シーンや相手を配慮しながら、
ほんの少しだけ、意外性やユーモアを取り入れた、
新時代に適したおとなの装いを
イラストでわかりやすく解説してあります。
2019年
3月
14日
木
“衣 食 住”を基本テーマに、私は “衣”の部分を受け持ち
「第一印象で得するスタイリング」について、私自身の
体験話、偏見に満ちた装いのヒント等をイラストを交え
て、お洒落にほんの少しだけ気遣うことの大切さ、楽し
さを皆様と楽しみながらお話させて頂きました。
装いが第一印象に大きな影響を及ぼし、言葉の壁、人種
の壁、人間関係の壁を取り除き、人対人への会話へいち
早く導き、会話の内容にも輝きを加えるのです。
ほんのすこしだけ、装いに気を配る事で、第一印象は
アップし、相手の方に褒められ、会話が弾み、幸福ホル
モンが分泌し、健康にも良く、多くの喜びを生むことを
お話させていただきました。
2019年
2月
18日
月
様々なシーンで、デジタル化へと変貌する中、クラシック音楽のフィルハーモニー交響楽団のコンサートへ
行ってきました。
奏者を見ていると、同じ楽譜をみながらも、奏者の気持ちや感性によって微妙にことなる指の動きや表現。
また、生の楽器が奏でる美しい音が、空気を伝わり、耳に届く一回だけの修正不可能なナチュラルの美意識
に感動し、心を打たれました。
ほんの少しだけ、いつもよりお洒落をして、文化的、ソシアルな場へ参加するという事は大切な事ですね。
装う場を提供し、その為の服を揃えるという環境作りが重要なのですね。
楽曲は以下の通りでした。
バッハ: フーガ ト短調
シベリウス: バイオリン協奏曲二短調
ベートーベン: 交響曲第六番 田園
2019年
1月
05日
土
新年、明けましておめでとうございます。
繊維・ファッション業界は、平成の30年間に大きく変化し、
物の作り方や売り方、消費者の服の選び方、買い方、等々、
ファッションに対する価値観は完全に変容しました。
2018年も厳しい年ではありましたが、年をふりかえると、
ほんの少しだけ前進できたのではないかと思います。
これも、クライアント様のチームの素晴らしい努力と協力の
おかげです。
また、週末の早朝GYM通いををスタートし、心と身体の健康
を維持でき、頑張れたおかげでもあります。
2019年も、グローバルにまたがる 私だからできる創造による
クリエイティブコンサルティング、売る為のデザイン、人材育成、
そして、執筆活動をより充実させていきたいと考えております。
2019年もよろしくお願いいたします。
2018年
5月
14日
月
"英語教師からは学べないファッション基本英語のコツ"
をテーマにセミナーを開催致しました。
生産拠点が海外に移り、ファッションデザイナー、生産担当者も英語での
コミュニケーション力が求められている現在です。
英語の勉強は、勿論必要ですが...........すぐに活用できるコツを知る事で、
仕様書の作成、相手担当者とのメールのやり取りができるのです。
今の時代です .....翻訳アプリを使えばなんとか意味だけは理解できます。
しかし、専門用語や独特な表現が多いのがファッションの世界で、的確な
翻訳にならない事があるのです。
そこで、専門表現と"コツ" を学習する、いわゆる退屈な英語の勉強では
ない、コミュニケーションを取るコツを知るセミナーです。
2018年
4月
01日
日
スタイルアドバイザーのたかぎこういち氏の "一流に見える服装術 "
が 3/8/2018 に出版されました。
この度は、大変光栄にも挿絵を担当させていただきました。
” 着こなしにおいて、こんな失敗談 ...... あるある " みたいなことを事例に、
案外ない、着こなしの基本の中の基本を解説している本なのです。
" かっこいい " イラストではない、鈍臭い着こなし失敗談イラストをふんだん
に描かせていただきました。笑
2018年
1月
02日
火
2017年は、難題だらけでしたが、多くの人に助けていただきながら、
自分の心の声を聞き、
考え、
正解のない難題に答えを出し、
そして行動した、健康で幸せな1年でした。
2018年も、人と関わりながら、自分自身の人間力を磨いて行きたいと考えます。
面白いプロジェクトも進行しております。
変化する時代の中で、変化しない重要な事を維持しながら私らしいイノベーション
を発信して参ります。
皆様、引き続き、宜しくお願いいたします。
2017年
9月
07日
木
Wonderful talk with New York Designer / Alexander Julian and his son Huston Julian,
during our nice walk around the city of Tokyo to see what's new in the market before
several meeting.
I was a key member of his design team from 1987 to 1991 for 5 years and created
many important project together.
It was wonderful time and great memories.
We are still great relation and friendship.
2017年
9月
05日
火
【今回の塾の概要です】
勝ち組と負け組が明確に分かれた、変革期に直面しているファッション業界。
- UX Design
- AI / 人工知能にはできない以下の .....
検索力 : 溢れる情報の中から、効率的な検索ワードで、何を抽出するかを見極め
ることが、現代に必要な重要なスキル。
編集力 : 抽出した情報をこれまでの常識とは異なる、新しい価値観で分析、まと
めあげるスキル。
考える力: ペーパーテストで100点満点を取ること、正解が1つの答えを得る知識
よりも、正論の無い問題にどう取り組み、自分の答えを出し、解決でき
る、"考える力 "の育成が重要。
また、賢い AIには、絶対に考えられない、人間にしか無い、常識から
かけ離れた ◯◯バカ的な面白い発想が、これからの時代に重要で、AI
に勝てる。
伝える力: 魅力的なプレゼンテーション。相手に響く見せ方、伝え方を磨く。
2017年
6月
18日
日
未来を変える強力なテクノロジーとして、今最も注目されているのがAI (人口知能)。
そして、人口知能が人類を超えて、技術進歩のスピードが加速し、人口知能自身がより賢い人口知能を生み出すポイントである "Singularity"が今、クローズアップされています。
囲碁の世界では、既に人口知能が世界チャンピオンを破り、人間を超えてしまった事は有名な話です。
Singularityによって、進化のスピードが無限に増殖し、クリエイティブの領域までも人口知能に置き換えられていくでしょう。
そんな時代の到来まで、生きているかは、分かりませんが、人間として、自分の心を読み、何をすべきかを考えさせられる時代ですね。
人口知能と共存できるか、人間は置き去りにされるか. . . . .
2017年
3月
17日
金
デザイナーの為のビジネスセミナーを開催いたしました。
インターネットの普及によって、企業やクリエイターが消費者と絶えずつながる時代が出現し、企業やクリエイターにとって、商品を提供することだけがゴールでは無くなってしまった。
何を作るかはもちろん重要だが、今は、” なぜ作るのか、どう仕掛けるか “ の明確な理由の存在が重要な時代である。
絵が上手に描けて商品だけを考えてデザインしていれば良かった時代は過去の話で、デザイナーの業務も商品の企画・デザインの領域から、よりビジネスにリンクした領域へと広がりつつある。
私がNew Yorkのデザインナーアパレルのデザインスタジオ勤務から学んだ、強いビジネス意識実績を生かしながら、クリエイターが知るべきビジネス、MD計画の基本を皆と一緒に学習した。
実は、人が驚くようなデザインを築くよりも、売ることこそ、最も難しくクリエイティブな事なのです。
ロマンス、UX、品質、フォルム、仕掛け、価格 ............ 様々なクリエイティブな要素と高い収益意識を持ってビジネスをデザインしていかなければならないという事です。
実りある塾でした。
2017年
3月
05日
日
私がディレクションに関わる Neckwear Brand Alan Smithee のポップアップショップです。
アメリカ人の友人が展開する、made in USA のファクトリーブランド " New England Shirt "
" DUCk WORTH " " Maine Sea Bag " 等とのユニークなコラボプロジェクトです。
インテリジェンスでアイロニーなユーモアの精神を楽しく着崩す感じが、普段ネクタイをしない
人や女性にもアクセサリーツールの一つとして喜んでいただけております。
日本橋浜町に位置する、Songo River Ltd. ビルの 2階にある、 The Landing は、New York
の Loft を思わせる心地よい空間です。
1F の August Moon Cafe で、カジュアルなアメリカンミールを楽しみながらも良いですね。
東京都中央区日本橋浜町 2-54-5 2F
Open 10:00 - 20:00
Closed on Monday
2017年
2月
25日
土
インターネットやスマートフォンが急速に普及し、 企業が消費者と繋がる事が可能となり、デザイナーや企業は、商品を提供することがゴールでは無くなってしまった。
商品自体にお金を払う時代が終わり、消費者は、”経験”に価値を見いだし、デザイナーや企業は消費者に対し提供すべき価値を「商品価値 」から「経験価値 」へと転換すべき時代となったと言える。
そして今は、” 何を作るか “ は、もちろん重要ではあるが、 ”なぜ作るか 、どう仕掛けるか “ の明確な理由の存在がより重要な時代なのである。
デザイナーの業務も" 商品" 企画・開発の領域から「経験」の企画・開発の領域へと広がりつつある。
消費者としっかり繋がり、商品の先にあるUX デザイン、システムをデザインできる思考を身につけなければならない事に加え、高い収益意識を持ちながら、ビジネスの領域を理解し、クリエーティブな視点でビジネスをデザインしなければ勝てない時代なのである。
正解のはっきりとした知識は、いつでもどこでもスマートフォンで解決できる現代。
知識は大切ではあるが、知識を身につける事よりも、応用する知恵を身につける事の方がはるかに重要なのである。
また、単に答えがあるだけで、正論などない議論に自分自身の心の答えを出していける事こそが重要なのである。
感性を磨き、世の中のニオイを嗅ぎ分け、議論ができ、答えを出せる事こそが、AIやロボットに勝てる人間の価値だと思う。
2017年
1月
03日
火
様々な分野でAIが世の中の労働を支配していきます。今後数十年の間で労働人口の半分がAIに置き換えられると言われています。
そんな中、2017年、僕は、人が " 馬鹿だな " と思うような一見無駄だと思われる事を一生懸命やろうと思います。
人口知能にはない不完全な概念で、そこに人間にしか見出せない重要な発見があると信じています。
1980年代は New York だったので、バブルを経験してませんが、様々な冒険をたくさんしてきた時代でした。
2016年
12月
26日
月
今の時代、全く何もしないという時間を作ることは、大変な事です。
E-mail, Line, Face Book, その他のSNS等等、常に迫ってくるコミュニケーションから切断し、
モニターから逃れて、流れ込んでくる情報に反応せず、自分の心の声を聞くことすら至難の
技なのです。
そして、ほとんどの時間を、本当の自分ではない自分でいるのではないかと感じてしまいま
す。
歳はとっていきますが、子供の頃の様に自分の心の声に従い、自分に正直な遊び心とクリエ
ーティブな思考は一生維持したいですね。
2016年
10月
03日
月
16年間の New York での生活。New York のデザイナーズブランドでのデザインスタジオで、メンズデザインに関わり、社内ミーティングやプレゼンにおいて、自分自身が考える意見を伝える事の大切さを学び、今でも実施している。
この世に正論などなく、ただ自分自身の心の声に正直な答えを確実に出して伝える事。そして、各自が
持つ意見を理論的にぶつけ合い、ビジネスを成功に導くためのクリエイティブな視点で理論を交わす。 .......そこは、ある意味野生のジャングルである。
意見を言わない者は、考えや戦略がない者として、次のミーティングには姿を消す。会社からも姿を消していくといった厳しい世界がNew Yorkである。そして、それが Global Standard だと私は思う。
帰国後、日本の会社との仕事において、上記した考えとはまるで異なる現実に遭遇し、その企業のDomesticな思考や将来展望に疑問を感じてしまった。
ミーティングの数の多さとミーティング中の意見の少なさ。そして、結論があやふやなまま終了するミーティング。 責任を取る人間がいないのだ。
見ざる、言わざる、聞かざる。
意見を述べる人間が消され、何も言わない人間が生き残るといった経験をした。
マーティン ルーサー キング ジュニア 牧師 も次の様に述べています。
" 最大の悲劇は、悪人の暴力ではなく、善人の沈黙である。沈黙は暴力の陰に隠れた同罪者である。”
見ざる、言わざる、聞かざるでは、Blobal 世界では通用しない。 自分自身の心の声を聞き、理論的に伝えていく姿勢は絶対に曲げないつもりです。
2016年
9月
19日
月
国内アパレルが厳しい時代へと変化し、また、デザインの概念も変化する現代のファッションインダストリーにおいて 必要な思考、"ロジカルにデザインを組み立てる" をテーマに少人数での塾を若手デザイナーの方々を受講者に4回にわたり実施です。
現代の日本の現実に対応できるロジカルなデザインの組み立て方を、私が実施する具体的な事例を基本に説明いたしました。一方、特に私が関わるアメリカのデザインハウスのデザインの組み立て方も同様に説明し、成熟した日本のマーケットだけの思考から進展し、皆様に少しでもグローバルな視点で、世界に対して新しい可能性を見出していただければと思いました。
やはり、受講者さまのグローバルマーケットへの関心の強さは当然の事で、日本企業のドメスティックな思考からの回避とグローバル世界への進出を実施したいと痛感いたしました。特に、まだまだ伸びしろのある、私の得意とするアメリカ市場への日本企業進出は確信できます。
2016年
8月
22日
月
海外進出、海外生産、等々、クリエイティブな業務に関わる人でも、世界との
コミュニケーションが上手くできなければ、これからの展望はありえません。
もちろん、言葉はコミュニケーションツールの一つに過ぎないけれど、重要な
ファクターである事は間違いありません。
そこで、英語教師も教えてくれないけれど、知っておくと絶対に差がつく、
" デザイナーにも絶対必要な基本英語" といった、いつも通り小規模で、皆で
一緒に考える田島塾を実施してみたところ、大変喜んでいただきました。
クリエイティブサイドの本当に基本です。
仕様書作成の基本や、メールでのコレスポンデンスを、私がアメリカ企業と一
緒にやっている事例を基本に、シンプルに皆と一緒にやってみました。
以外とデザイナーの皆様にとって、必要な事とあり、吸収の速い事に驚きました。
英語を学ぶという事とはちょっぴり別で、コミュニケーションスキルを身につけ
る重要な事に気づかされました。
これからのデザイナーは、英語で直接コミュニケーションをする事によって、
より近い、より重要な関係を世界と築き、ビジネス構築につなぐ事ができるので
はないでしょうか。
海外では、やはりデザイナーは重要な存在で、直接コミュニケーションができ
る事が大切かと私は思います。
引き続き、グローバルビジネスにおいて、クリエイティブな視点で人材育成を
していき、日本の優秀なデザイナーに新しい視点での考えを植え付けていけれ
ばと考えます。
2016年
7月
04日
月
ロジカルにデザインを組み立てる" といったセミナーを行いました。
* 絵が描けて、美しい形にするだけでは、デザイナーは今は生きていけない。
* デザイナーの概念が変化し、今ではデザイナーとは呼ばず、クリエイティブ
ディレクターと呼ばれ、様々なクリエイティブ活動に関与し、人間のマネージメ
ントから、プレゼンテーション、仕掛けつくりまで幅広い組み立てができなけれ
ばならない現代である。
* 私自身が経験した、ヨーロッパとは異なるNew York のデザインスタジオで実際
に組み立てるロジカルな企画の組み立て方、私自身が現在も関わる企業で実際に
私が実施するロジカルな企画の組み立て方の事例を基本に講義を致しました。
* また、ファッションにおいて成熟した最も難しい日本のマーケットで戦うのも良
いけれど、まだまだこれから確実に伸び代があるグローバルマーケットを分析
し、市場調査を重ね、海外進出を狙う。
* 島国でもあり、人口の多い日本は自国市場に頼りっきりだが、スェーデンスェー
デンの様に人口も少なく、ほとんどが海外市場においてのビジネスによってなり
立っているデータや事例を参考に、海外を狙う選択肢が有効であることを説明。
* アメリカ在住時代、アメリカデザインアパレルで業績を残し、私自身が実際に関
わった海外進出事例(アメリカ)を参考に具体的な海外進出(アメリカが.....)
手法を伝え、グローバル意識を推進。
* 日本とは、まるで異なるけれど、アメリカのマーケットもまだまだ可能性がある
事を実感できた。
* 日本人の繊細な感性、しかし、グローバル意識の欠如 (海外進出の手法、海外市
場を知らなすぎる事)は勿体無い。
そんな事を具体的事例を示し説明しました。
成熟した日本市場で戦うのも一つの選択肢ですが、まだまだ成長途中の将来的な展望豊かな、そして、日本の美学が入り込む隙間のある、アメリカのマーケットは魅力的である事を伝えました。
2016年
3月
11日
金
相変わらず走り続けていて、久しぶりの投稿となります。
服飾専門家の " 鴫原弘子" 氏と " 高木浩一"氏との写真です。
Fast Fashionによって、衣服が低価格化し、簡単に服を購入し、簡単に捨ててしまう、何とも
愛情のかけらも感じられない衣服との付き合い方を断ち切りたい。
そのためには、衣服の幅広い基礎知識を伝える事。
ファッションと共に、魂を込めて生産された衣服の背景も知り、その心も一緒に着る喜びを知る。
愛情を持って衣服と付き合い、ファッションを楽しむ事と同時に、地球に優しい環境作りにも貢献。
具体的なアクションに向けての実りある会談でした。3人寄れば強力です。
私は、たくさんの服は購入しないけれども、一旦購入すると長く大切に着るたちなんですよ。
2016年
1月
06日
水
Wishing you a Prosperous New Year filled with Hope and Joy.
I was front of beautiful and powerful Mt. Fuji on Jan. 1st, 2016
and prayed health, peace, joy, happiness, fun, success, and good luck.
2016年 元旦、富士山の目の前に立ち、 2015年の反省、そして、新たな挑戦を
誓いました。
ちょっとした修行をしてきました。
今年もよろしくお願いいたします。
2015年
11月
09日
月
1998年の米英合作 " Sliding Door "という映画。
地下鉄のドアが閉まってしまい電車に乗れなかった場合と乗れた場合の、一人の女性の人生の分岐点、2つの道の行方を同時進行していく物語だ。
自分自身でも、あの時、別の道を歩んでいたらどうなっていただろうかなどと何となく想像してみる事もある。
僕は 1982年から 1998年までの 16年間 New Yorkに住んでいて、今思えば、分岐点に立つと、いつでも難しい道を選んでいたように思う。
New Yorkではなく、Parisという選択肢もバブリーな東京での活動という選択肢もあったわけだ。
日本の企業の仕事で渡米し、 数年が過ぎ、ファッションにおいては野暮ったい街だが、目では見えない、心でしか感じられないNew Yorkの魅力に惹かれ、自分自身にとっての居心地の良さを見つけた。
本当のNew York で1流と呼ばれる人達と関わり、New York そして世界を知るには、何も知らない僕の力では絶対に無理だ。1流のファッション / デザイナーの会社に入り、そこに集まる1流の人達と仕事をするしかないと思い、(当時は ネットも無い時代で)履歴書と心を込めて1点1点作成したプレゼン資料をゲリラ的に1流デザイナーの会社に(50社以上)送ったかな。 片っ端から断られ、 2社だけが面接してくれて、 2社共 OKをくれた。 今だから言えるけど、緊張やら言葉の問題等々、不安がマックス状態で、面接に行くのが怖くて嫌で、このまま帰ろうかと思ったことが今となっては懐かしい。
結局2つの選択肢から当時アメリカのMen's 市場で最も影響力のあった Alexander Julian 社に入社したのは良いが、日本人はおろか、英国人が数人いるだけで、アメリカ企業の日本との文化の大きな違い、強いものが支配する世界のジャングルの現実を受け入れながら学習し、少しづつ強い人間になり、必ず答えを出していく習慣が身についた。 マーティンルーサーキングジュニア牧師の名言にもあるように、 "最大の悲劇は、悪人の暴力ではなく、善人の沈黙である。 沈黙は暴力の陰に隠れた同罪者である”。 見ざる言わざる聞かざると言った、日本では一見当たり障りのない安全そうな人は、グローバルの世界では、通用しないということである。働き始め当時はミーティングがあると胃が痛くなったものだ。
一方、僕の勤務するデザインスタジオは、夢とロマンスが漂う自由な空気が流れ、自分の力だけではとうてい、手の届かない、マグナムの写真家、ショーの演出家、アクター、アクトレス、等々、多くの1流の人達と一緒に仕事の機会や交流が持てたことは大変光栄なことだ。4年間の勤務の間、コティー賞受賞、NBA バスケットボール、カレッジバスケットボールのチームユニフォームでは、マルチカラーストライプやアーガイル、オーバーサイズ等々、バスケットボール界の革命的なデザインとなり、大きな話題となった。ポールニューマン率いるインディーレーシングチームのデザインも楽しみながら出来た、チャレンジは尽きないけれど、本当に面白かった。
Alexander Julian社にて、活躍の場をいただいた事でビッグネーム、無名だが主張のある会社等々、様々なアメリカの会社からのオファーがあり、Chicagoベースのアクセサリー会社のオファーを受ける事にした。
ネクタイが低迷している中の事業で、自由にコレクションをやらせてもらえるとの事で、それなら、"ネクタイをしない人の為のネクタイ"を作ろうと思い、遊び心のあるユニークなコレクションを発表しました。
しかしながら、最初のコレクションはビジネス的にはダメで、それでもやり続けたら、メディアに多く取り上げられ、大きな話題となり、ビジネス的にも大成功に導く事となりました。
知り合った人が、僕のネクタイのファンで、その人はグッゲンハイム美術館の偉いさんで、田島デザインでグッゲンハイム美術館のコラボネクタイとスカーフを作って、ミュージアムストアで展示販売をやろうという事になり、結局 5年間でかなり売れたかな。(わずか 2柄の契約書の厚さにびっくり .....流石契約社会のアメリカ)
New York らしいストーリーですよね。 ご縁は大切ですね。その後、その方はフィラデルフィア美術館に移り、今でも時々メールで Stay in Touch。
MOMA / ニューヨーク近代美術館ともネクタイ/スカーフコラボはやりました。
世界を代表する美術館とのコラボ企画も楽しいチャレンジでした。
*打ち合わせで美術館の裏側へ入った時、ものすごい絵が立てかけてあり、驚いたのも思い出す。
2015年
9月
17日
木
文化服装学院 グローバルビジネスデザイン科2年、後期の最初の私の授業は、
" プロモーション " をアメリカの会社と一緒になって考え、学習する。
9/16(水)、教室を出て、アメリカ (LL Bean やロブスターで知られる)
メイン州からやって来た、Songo River Inc. のDallas Payle 氏のショー
ルームにて実戦的な校外授業を実施。
made in USA にこだわり、それも、アメリカのファクトリーブランドを
日本に売り込むディストリビューターで、ヨーロッパとは全く異なる美学を
持った熱いアメリカ男が学生に熱弁。(日本語もうまい。)
会社のコンセプト、ストーリー ........そして、取扱いブランド ....... について
説明。
学生達も、オフィス空間に漂うアメリカの美意識にモチベーションが高まる。
かなり、マニアックなプロジェクトだけど、少人数のクラスだからできる醍醐味
で、私らしい授業である事を自負している。
- アメリカの商材を日本でどの様にプロモーションしていくか?
- アメリカと日本の価値観の温度差をどの様にモディファイし対応するか?
- コスト構造は?
- 何を強みとしてどうプレゼンするか?
等々、多くの課題を克服しながら、プロモーションカタログを完成させるという
実戦的なプロジェクトである。
皆、質問も多く、一緒になって考え、実戦していく。
こんな、学習が最も大切なのではないでしょうか。
学生達の目は輝いてます。
教室を出て ..........
海外を感じる .......
自分の目と心で見る
日本 vs アメリカの話を実際に聞く、
そして、話す ......
自分の手で商品に触れてみる
全員集合
2015年
8月
04日
火
It's been just started August in very peacefully.
I've been preparing some new projects for new oversea business and ready for presentation now.
I would love to expand the global business in over sea country, because, I believe there are much more potential
business opportunities if my projects have great Japanese integrity with modern approach of fashion taste and
strong consciousness of profit .
I like what I planed and trying my best as always.
2015年
7月
01日
水
先日、池袋にて鑑賞した映画 " 花蓮 "。
脚本・監督:五藤利弘
主演:三浦貴大、キタキマユ、浦井なお。
茨城県の霞ヶ浦の美しい風景の中に、ゆっくりと流れる時間と空気感、そして、せつないがきれいな感情が今の自分には大変心地よい映画だった。
写真は、五藤監督、島袋プロデューサー、立花写真家と........。
2015年
6月
26日
金
グローバルビジネスデザイン科 2年の最初の課題:
1960年代から 2015年までの... 世界の社会動向 vs 文化背景、 そして、それらが、どの様にファッショントレンドとファッションビジネスに影響を与えたかを分析し、
グローバルな視点で日本の社会動向 vs ファッションはどの様に推移したかも同様に年表に反映させ、1960年代→70年代 ........と 10年くくりで年表にまとめてみる。
次に、年表をより明確に理解する事を目的とし、また、内容だけでなく、美しいヴィジュアル表現力を学習する為に、文字だけの年表を写真を使用し、画像化してみる。
(これは、楽しい作業でもあり、理解度も上がる大変効果的作業である。)
次は、 今から2020年まで(特にオリンピックという大きなイベントが開催される)の近未来に向けての予測である。
実際に身体で動きまわり、自身の五感で時代のニオイを嗅ぎ分けながら、コンピューター上にあふれる無料の情報を収集する。
社会で何が起きるのか、音楽、色、ファッションはどの様な影響を受けるのかを分析し、自分自身でしっかりと消化する事が大事である。
そして、自身によってトレンドを予測して、世界に向けての商品企画、異業種コラボ企画、イベント企画、等々を考え、オリジナル企画書を作成し、プレゼンしてもらうのが
1学期の課題となる。
過去を知り、現代を分析し、未来を予測し、自分の感性によって企画を組み立てる。そして、伝える。
理論上当たり前の事を実際に自分で考えてやってみる事が重要で、実は簡単ではない事を実感し、多くの事を考えて克服していく。
少人数のクラスだからできる生徒一人一人とのコミュニケーション。
一方方向の講義ではなく、ヒントを与えて、同じ目線で一緒に考える。
デスクワークによって、コンピューターから得る無料の情報と、実際に身体を動かし、五感で嗅ぎ分けながら得る情報を駆使しながら、自分自身で答えを見いだす事の重要性
を学習。
2019年
11月
25日
月
12月25日にphp研究所より
" 50歳からの10歳若く生きる服装術"を
たかぎこういち氏との共著で出版いたします。
ほんの少しだけ、装いに気を配ることで、
第一印象は確実にアップし、 相手に褒められ、
そこから会話が弾み、幸福ホルモン ( オキシトシン )
が湧き出す事で健康になり、多くの喜びを感じる事
ができるでしょう。
1着のブレザーでの利便性を考慮したシーン別
着回し術や、シーンや相手を配慮しながら、
ほんの少しだけ、意外性やユーモアを取り入れた、
新時代に適したおとなの装いを
イラストでわかりやすく解説してあります。
2019年
3月
14日
木
“衣 食 住”を基本テーマに、私は “衣”の部分を受け持ち
「第一印象で得するスタイリング」について、私自身の
体験話、偏見に満ちた装いのヒント等をイラストを交え
て、お洒落にほんの少しだけ気遣うことの大切さ、楽し
さを皆様と楽しみながらお話させて頂きました。
装いが第一印象に大きな影響を及ぼし、言葉の壁、人種
の壁、人間関係の壁を取り除き、人対人への会話へいち
早く導き、会話の内容にも輝きを加えるのです。
ほんのすこしだけ、装いに気を配る事で、第一印象は
アップし、相手の方に褒められ、会話が弾み、幸福ホル
モンが分泌し、健康にも良く、多くの喜びを生むことを
お話させていただきました。
2019年
2月
18日
月
様々なシーンで、デジタル化へと変貌する中、クラシック音楽のフィルハーモニー交響楽団のコンサートへ
行ってきました。
奏者を見ていると、同じ楽譜をみながらも、奏者の気持ちや感性によって微妙にことなる指の動きや表現。
また、生の楽器が奏でる美しい音が、空気を伝わり、耳に届く一回だけの修正不可能なナチュラルの美意識
に感動し、心を打たれました。
ほんの少しだけ、いつもよりお洒落をして、文化的、ソシアルな場へ参加するという事は大切な事ですね。
装う場を提供し、その為の服を揃えるという環境作りが重要なのですね。
楽曲は以下の通りでした。
バッハ: フーガ ト短調
シベリウス: バイオリン協奏曲二短調
ベートーベン: 交響曲第六番 田園
2019年
1月
05日
土
新年、明けましておめでとうございます。
繊維・ファッション業界は、平成の30年間に大きく変化し、
物の作り方や売り方、消費者の服の選び方、買い方、等々、
ファッションに対する価値観は完全に変容しました。
2018年も厳しい年ではありましたが、年をふりかえると、
ほんの少しだけ前進できたのではないかと思います。
これも、クライアント様のチームの素晴らしい努力と協力の
おかげです。
また、週末の早朝GYM通いををスタートし、心と身体の健康
を維持でき、頑張れたおかげでもあります。
2019年も、グローバルにまたがる 私だからできる創造による
クリエイティブコンサルティング、売る為のデザイン、人材育成、
そして、執筆活動をより充実させていきたいと考えております。
2019年もよろしくお願いいたします。
2018年
5月
14日
月
"英語教師からは学べないファッション基本英語のコツ"
をテーマにセミナーを開催致しました。
生産拠点が海外に移り、ファッションデザイナー、生産担当者も英語での
コミュニケーション力が求められている現在です。
英語の勉強は、勿論必要ですが...........すぐに活用できるコツを知る事で、
仕様書の作成、相手担当者とのメールのやり取りができるのです。
今の時代です .....翻訳アプリを使えばなんとか意味だけは理解できます。
しかし、専門用語や独特な表現が多いのがファッションの世界で、的確な
翻訳にならない事があるのです。
そこで、専門表現と"コツ" を学習する、いわゆる退屈な英語の勉強では
ない、コミュニケーションを取るコツを知るセミナーです。
2018年
4月
01日
日
スタイルアドバイザーのたかぎこういち氏の "一流に見える服装術 "
が 3/8/2018 に出版されました。
この度は、大変光栄にも挿絵を担当させていただきました。
” 着こなしにおいて、こんな失敗談 ...... あるある " みたいなことを事例に、
案外ない、着こなしの基本の中の基本を解説している本なのです。
" かっこいい " イラストではない、鈍臭い着こなし失敗談イラストをふんだん
に描かせていただきました。笑
2018年
1月
02日
火
2017年は、難題だらけでしたが、多くの人に助けていただきながら、
自分の心の声を聞き、
考え、
正解のない難題に答えを出し、
そして行動した、健康で幸せな1年でした。
2018年も、人と関わりながら、自分自身の人間力を磨いて行きたいと考えます。
面白いプロジェクトも進行しております。
変化する時代の中で、変化しない重要な事を維持しながら私らしいイノベーション
を発信して参ります。
皆様、引き続き、宜しくお願いいたします。
2017年
9月
07日
木
Wonderful talk with New York Designer / Alexander Julian and his son Huston Julian,
during our nice walk around the city of Tokyo to see what's new in the market before
several meeting.
I was a key member of his design team from 1987 to 1991 for 5 years and created
many important project together.
It was wonderful time and great memories.
We are still great relation and friendship.
2017年
9月
05日
火
【今回の塾の概要です】
勝ち組と負け組が明確に分かれた、変革期に直面しているファッション業界。
- UX Design
- AI / 人工知能にはできない以下の .....
検索力 : 溢れる情報の中から、効率的な検索ワードで、何を抽出するかを見極め
ることが、現代に必要な重要なスキル。
編集力 : 抽出した情報をこれまでの常識とは異なる、新しい価値観で分析、まと
めあげるスキル。
考える力: ペーパーテストで100点満点を取ること、正解が1つの答えを得る知識
よりも、正論の無い問題にどう取り組み、自分の答えを出し、解決でき
る、"考える力 "の育成が重要。
また、賢い AIには、絶対に考えられない、人間にしか無い、常識から
かけ離れた ◯◯バカ的な面白い発想が、これからの時代に重要で、AI
に勝てる。
伝える力: 魅力的なプレゼンテーション。相手に響く見せ方、伝え方を磨く。
2017年
6月
18日
日
未来を変える強力なテクノロジーとして、今最も注目されているのがAI (人口知能)。
そして、人口知能が人類を超えて、技術進歩のスピードが加速し、人口知能自身がより賢い人口知能を生み出すポイントである "Singularity"が今、クローズアップされています。
囲碁の世界では、既に人口知能が世界チャンピオンを破り、人間を超えてしまった事は有名な話です。
Singularityによって、進化のスピードが無限に増殖し、クリエイティブの領域までも人口知能に置き換えられていくでしょう。
そんな時代の到来まで、生きているかは、分かりませんが、人間として、自分の心を読み、何をすべきかを考えさせられる時代ですね。
人口知能と共存できるか、人間は置き去りにされるか. . . . .
2017年
3月
17日
金
デザイナーの為のビジネスセミナーを開催いたしました。
インターネットの普及によって、企業やクリエイターが消費者と絶えずつながる時代が出現し、企業やクリエイターにとって、商品を提供することだけがゴールでは無くなってしまった。
何を作るかはもちろん重要だが、今は、” なぜ作るのか、どう仕掛けるか “ の明確な理由の存在が重要な時代である。
絵が上手に描けて商品だけを考えてデザインしていれば良かった時代は過去の話で、デザイナーの業務も商品の企画・デザインの領域から、よりビジネスにリンクした領域へと広がりつつある。
私がNew Yorkのデザインナーアパレルのデザインスタジオ勤務から学んだ、強いビジネス意識実績を生かしながら、クリエイターが知るべきビジネス、MD計画の基本を皆と一緒に学習した。
実は、人が驚くようなデザインを築くよりも、売ることこそ、最も難しくクリエイティブな事なのです。
ロマンス、UX、品質、フォルム、仕掛け、価格 ............ 様々なクリエイティブな要素と高い収益意識を持ってビジネスをデザインしていかなければならないという事です。
実りある塾でした。
2017年
3月
05日
日
私がディレクションに関わる Neckwear Brand Alan Smithee のポップアップショップです。
アメリカ人の友人が展開する、made in USA のファクトリーブランド " New England Shirt "
" DUCk WORTH " " Maine Sea Bag " 等とのユニークなコラボプロジェクトです。
インテリジェンスでアイロニーなユーモアの精神を楽しく着崩す感じが、普段ネクタイをしない
人や女性にもアクセサリーツールの一つとして喜んでいただけております。
日本橋浜町に位置する、Songo River Ltd. ビルの 2階にある、 The Landing は、New York
の Loft を思わせる心地よい空間です。
1F の August Moon Cafe で、カジュアルなアメリカンミールを楽しみながらも良いですね。
東京都中央区日本橋浜町 2-54-5 2F
Open 10:00 - 20:00
Closed on Monday
2017年
2月
25日
土
インターネットやスマートフォンが急速に普及し、 企業が消費者と繋がる事が可能となり、デザイナーや企業は、商品を提供することがゴールでは無くなってしまった。
商品自体にお金を払う時代が終わり、消費者は、”経験”に価値を見いだし、デザイナーや企業は消費者に対し提供すべき価値を「商品価値 」から「経験価値 」へと転換すべき時代となったと言える。
そして今は、” 何を作るか “ は、もちろん重要ではあるが、 ”なぜ作るか 、どう仕掛けるか “ の明確な理由の存在がより重要な時代なのである。
デザイナーの業務も" 商品" 企画・開発の領域から「経験」の企画・開発の領域へと広がりつつある。
消費者としっかり繋がり、商品の先にあるUX デザイン、システムをデザインできる思考を身につけなければならない事に加え、高い収益意識を持ちながら、ビジネスの領域を理解し、クリエーティブな視点でビジネスをデザインしなければ勝てない時代なのである。
正解のはっきりとした知識は、いつでもどこでもスマートフォンで解決できる現代。
知識は大切ではあるが、知識を身につける事よりも、応用する知恵を身につける事の方がはるかに重要なのである。
また、単に答えがあるだけで、正論などない議論に自分自身の心の答えを出していける事こそが重要なのである。
感性を磨き、世の中のニオイを嗅ぎ分け、議論ができ、答えを出せる事こそが、AIやロボットに勝てる人間の価値だと思う。
2017年
1月
03日
火
様々な分野でAIが世の中の労働を支配していきます。今後数十年の間で労働人口の半分がAIに置き換えられると言われています。
そんな中、2017年、僕は、人が " 馬鹿だな " と思うような一見無駄だと思われる事を一生懸命やろうと思います。
人口知能にはない不完全な概念で、そこに人間にしか見出せない重要な発見があると信じています。
1980年代は New York だったので、バブルを経験してませんが、様々な冒険をたくさんしてきた時代でした。
2016年
12月
26日
月
今の時代、全く何もしないという時間を作ることは、大変な事です。
E-mail, Line, Face Book, その他のSNS等等、常に迫ってくるコミュニケーションから切断し、
モニターから逃れて、流れ込んでくる情報に反応せず、自分の心の声を聞くことすら至難の
技なのです。
そして、ほとんどの時間を、本当の自分ではない自分でいるのではないかと感じてしまいま
す。
歳はとっていきますが、子供の頃の様に自分の心の声に従い、自分に正直な遊び心とクリエ
ーティブな思考は一生維持したいですね。
2016年
10月
03日
月
16年間の New York での生活。New York のデザイナーズブランドでのデザインスタジオで、メンズデザインに関わり、社内ミーティングやプレゼンにおいて、自分自身が考える意見を伝える事の大切さを学び、今でも実施している。
この世に正論などなく、ただ自分自身の心の声に正直な答えを確実に出して伝える事。そして、各自が
持つ意見を理論的にぶつけ合い、ビジネスを成功に導くためのクリエイティブな視点で理論を交わす。 .......そこは、ある意味野生のジャングルである。
意見を言わない者は、考えや戦略がない者として、次のミーティングには姿を消す。会社からも姿を消していくといった厳しい世界がNew Yorkである。そして、それが Global Standard だと私は思う。
帰国後、日本の会社との仕事において、上記した考えとはまるで異なる現実に遭遇し、その企業のDomesticな思考や将来展望に疑問を感じてしまった。
ミーティングの数の多さとミーティング中の意見の少なさ。そして、結論があやふやなまま終了するミーティング。 責任を取る人間がいないのだ。
見ざる、言わざる、聞かざる。
意見を述べる人間が消され、何も言わない人間が生き残るといった経験をした。
マーティン ルーサー キング ジュニア 牧師 も次の様に述べています。
" 最大の悲劇は、悪人の暴力ではなく、善人の沈黙である。沈黙は暴力の陰に隠れた同罪者である。”
見ざる、言わざる、聞かざるでは、Blobal 世界では通用しない。 自分自身の心の声を聞き、理論的に伝えていく姿勢は絶対に曲げないつもりです。
2016年
9月
19日
月
国内アパレルが厳しい時代へと変化し、また、デザインの概念も変化する現代のファッションインダストリーにおいて 必要な思考、"ロジカルにデザインを組み立てる" をテーマに少人数での塾を若手デザイナーの方々を受講者に4回にわたり実施です。
現代の日本の現実に対応できるロジカルなデザインの組み立て方を、私が実施する具体的な事例を基本に説明いたしました。一方、特に私が関わるアメリカのデザインハウスのデザインの組み立て方も同様に説明し、成熟した日本のマーケットだけの思考から進展し、皆様に少しでもグローバルな視点で、世界に対して新しい可能性を見出していただければと思いました。
やはり、受講者さまのグローバルマーケットへの関心の強さは当然の事で、日本企業のドメスティックな思考からの回避とグローバル世界への進出を実施したいと痛感いたしました。特に、まだまだ伸びしろのある、私の得意とするアメリカ市場への日本企業進出は確信できます。
2016年
8月
22日
月
海外進出、海外生産、等々、クリエイティブな業務に関わる人でも、世界との
コミュニケーションが上手くできなければ、これからの展望はありえません。
もちろん、言葉はコミュニケーションツールの一つに過ぎないけれど、重要な
ファクターである事は間違いありません。
そこで、英語教師も教えてくれないけれど、知っておくと絶対に差がつく、
" デザイナーにも絶対必要な基本英語" といった、いつも通り小規模で、皆で
一緒に考える田島塾を実施してみたところ、大変喜んでいただきました。
クリエイティブサイドの本当に基本です。
仕様書作成の基本や、メールでのコレスポンデンスを、私がアメリカ企業と一
緒にやっている事例を基本に、シンプルに皆と一緒にやってみました。
以外とデザイナーの皆様にとって、必要な事とあり、吸収の速い事に驚きました。
英語を学ぶという事とはちょっぴり別で、コミュニケーションスキルを身につけ
る重要な事に気づかされました。
これからのデザイナーは、英語で直接コミュニケーションをする事によって、
より近い、より重要な関係を世界と築き、ビジネス構築につなぐ事ができるので
はないでしょうか。
海外では、やはりデザイナーは重要な存在で、直接コミュニケーションができ
る事が大切かと私は思います。
引き続き、グローバルビジネスにおいて、クリエイティブな視点で人材育成を
していき、日本の優秀なデザイナーに新しい視点での考えを植え付けていけれ
ばと考えます。
2016年
7月
04日
月
ロジカルにデザインを組み立てる" といったセミナーを行いました。
* 絵が描けて、美しい形にするだけでは、デザイナーは今は生きていけない。
* デザイナーの概念が変化し、今ではデザイナーとは呼ばず、クリエイティブ
ディレクターと呼ばれ、様々なクリエイティブ活動に関与し、人間のマネージメ
ントから、プレゼンテーション、仕掛けつくりまで幅広い組み立てができなけれ
ばならない現代である。
* 私自身が経験した、ヨーロッパとは異なるNew York のデザインスタジオで実際
に組み立てるロジカルな企画の組み立て方、私自身が現在も関わる企業で実際に
私が実施するロジカルな企画の組み立て方の事例を基本に講義を致しました。
* また、ファッションにおいて成熟した最も難しい日本のマーケットで戦うのも良
いけれど、まだまだこれから確実に伸び代があるグローバルマーケットを分析
し、市場調査を重ね、海外進出を狙う。
* 島国でもあり、人口の多い日本は自国市場に頼りっきりだが、スェーデンスェー
デンの様に人口も少なく、ほとんどが海外市場においてのビジネスによってなり
立っているデータや事例を参考に、海外を狙う選択肢が有効であることを説明。
* アメリカ在住時代、アメリカデザインアパレルで業績を残し、私自身が実際に関
わった海外進出事例(アメリカ)を参考に具体的な海外進出(アメリカが.....)
手法を伝え、グローバル意識を推進。
* 日本とは、まるで異なるけれど、アメリカのマーケットもまだまだ可能性がある
事を実感できた。
* 日本人の繊細な感性、しかし、グローバル意識の欠如 (海外進出の手法、海外市
場を知らなすぎる事)は勿体無い。
そんな事を具体的事例を示し説明しました。
成熟した日本市場で戦うのも一つの選択肢ですが、まだまだ成長途中の将来的な展望豊かな、そして、日本の美学が入り込む隙間のある、アメリカのマーケットは魅力的である事を伝えました。
2016年
3月
11日
金
相変わらず走り続けていて、久しぶりの投稿となります。
服飾専門家の " 鴫原弘子" 氏と " 高木浩一"氏との写真です。
Fast Fashionによって、衣服が低価格化し、簡単に服を購入し、簡単に捨ててしまう、何とも
愛情のかけらも感じられない衣服との付き合い方を断ち切りたい。
そのためには、衣服の幅広い基礎知識を伝える事。
ファッションと共に、魂を込めて生産された衣服の背景も知り、その心も一緒に着る喜びを知る。
愛情を持って衣服と付き合い、ファッションを楽しむ事と同時に、地球に優しい環境作りにも貢献。
具体的なアクションに向けての実りある会談でした。3人寄れば強力です。
私は、たくさんの服は購入しないけれども、一旦購入すると長く大切に着るたちなんですよ。
2016年
1月
06日
水
Wishing you a Prosperous New Year filled with Hope and Joy.
I was front of beautiful and powerful Mt. Fuji on Jan. 1st, 2016
and prayed health, peace, joy, happiness, fun, success, and good luck.
2016年 元旦、富士山の目の前に立ち、 2015年の反省、そして、新たな挑戦を
誓いました。
ちょっとした修行をしてきました。
今年もよろしくお願いいたします。
2015年
11月
09日
月
1998年の米英合作 " Sliding Door "という映画。
地下鉄のドアが閉まってしまい電車に乗れなかった場合と乗れた場合の、一人の女性の人生の分岐点、2つの道の行方を同時進行していく物語だ。
自分自身でも、あの時、別の道を歩んでいたらどうなっていただろうかなどと何となく想像してみる事もある。
僕は 1982年から 1998年までの 16年間 New Yorkに住んでいて、今思えば、分岐点に立つと、いつでも難しい道を選んでいたように思う。
New Yorkではなく、Parisという選択肢もバブリーな東京での活動という選択肢もあったわけだ。
日本の企業の仕事で渡米し、 数年が過ぎ、ファッションにおいては野暮ったい街だが、目では見えない、心でしか感じられないNew Yorkの魅力に惹かれ、自分自身にとっての居心地の良さを見つけた。
本当のNew York で1流と呼ばれる人達と関わり、New York そして世界を知るには、何も知らない僕の力では絶対に無理だ。1流のファッション / デザイナーの会社に入り、そこに集まる1流の人達と仕事をするしかないと思い、(当時は ネットも無い時代で)履歴書と心を込めて1点1点作成したプレゼン資料をゲリラ的に1流デザイナーの会社に(50社以上)送ったかな。 片っ端から断られ、 2社だけが面接してくれて、 2社共 OKをくれた。 今だから言えるけど、緊張やら言葉の問題等々、不安がマックス状態で、面接に行くのが怖くて嫌で、このまま帰ろうかと思ったことが今となっては懐かしい。
結局2つの選択肢から当時アメリカのMen's 市場で最も影響力のあった Alexander Julian 社に入社したのは良いが、日本人はおろか、英国人が数人いるだけで、アメリカ企業の日本との文化の大きな違い、強いものが支配する世界のジャングルの現実を受け入れながら学習し、少しづつ強い人間になり、必ず答えを出していく習慣が身についた。 マーティンルーサーキングジュニア牧師の名言にもあるように、 "最大の悲劇は、悪人の暴力ではなく、善人の沈黙である。 沈黙は暴力の陰に隠れた同罪者である”。 見ざる言わざる聞かざると言った、日本では一見当たり障りのない安全そうな人は、グローバルの世界では、通用しないということである。働き始め当時はミーティングがあると胃が痛くなったものだ。
一方、僕の勤務するデザインスタジオは、夢とロマンスが漂う自由な空気が流れ、自分の力だけではとうてい、手の届かない、マグナムの写真家、ショーの演出家、アクター、アクトレス、等々、多くの1流の人達と一緒に仕事の機会や交流が持てたことは大変光栄なことだ。4年間の勤務の間、コティー賞受賞、NBA バスケットボール、カレッジバスケットボールのチームユニフォームでは、マルチカラーストライプやアーガイル、オーバーサイズ等々、バスケットボール界の革命的なデザインとなり、大きな話題となった。ポールニューマン率いるインディーレーシングチームのデザインも楽しみながら出来た、チャレンジは尽きないけれど、本当に面白かった。
Alexander Julian社にて、活躍の場をいただいた事でビッグネーム、無名だが主張のある会社等々、様々なアメリカの会社からのオファーがあり、Chicagoベースのアクセサリー会社のオファーを受ける事にした。
ネクタイが低迷している中の事業で、自由にコレクションをやらせてもらえるとの事で、それなら、"ネクタイをしない人の為のネクタイ"を作ろうと思い、遊び心のあるユニークなコレクションを発表しました。
しかしながら、最初のコレクションはビジネス的にはダメで、それでもやり続けたら、メディアに多く取り上げられ、大きな話題となり、ビジネス的にも大成功に導く事となりました。
知り合った人が、僕のネクタイのファンで、その人はグッゲンハイム美術館の偉いさんで、田島デザインでグッゲンハイム美術館のコラボネクタイとスカーフを作って、ミュージアムストアで展示販売をやろうという事になり、結局 5年間でかなり売れたかな。(わずか 2柄の契約書の厚さにびっくり .....流石契約社会のアメリカ)
New York らしいストーリーですよね。 ご縁は大切ですね。その後、その方はフィラデルフィア美術館に移り、今でも時々メールで Stay in Touch。
MOMA / ニューヨーク近代美術館ともネクタイ/スカーフコラボはやりました。
世界を代表する美術館とのコラボ企画も楽しいチャレンジでした。
*打ち合わせで美術館の裏側へ入った時、ものすごい絵が立てかけてあり、驚いたのも思い出す。
2015年
9月
17日
木
文化服装学院 グローバルビジネスデザイン科2年、後期の最初の私の授業は、
" プロモーション " をアメリカの会社と一緒になって考え、学習する。
9/16(水)、教室を出て、アメリカ (LL Bean やロブスターで知られる)
メイン州からやって来た、Songo River Inc. のDallas Payle 氏のショー
ルームにて実戦的な校外授業を実施。
made in USA にこだわり、それも、アメリカのファクトリーブランドを
日本に売り込むディストリビューターで、ヨーロッパとは全く異なる美学を
持った熱いアメリカ男が学生に熱弁。(日本語もうまい。)
会社のコンセプト、ストーリー ........そして、取扱いブランド ....... について
説明。
学生達も、オフィス空間に漂うアメリカの美意識にモチベーションが高まる。
かなり、マニアックなプロジェクトだけど、少人数のクラスだからできる醍醐味
で、私らしい授業である事を自負している。
- アメリカの商材を日本でどの様にプロモーションしていくか?
- アメリカと日本の価値観の温度差をどの様にモディファイし対応するか?
- コスト構造は?
- 何を強みとしてどうプレゼンするか?
等々、多くの課題を克服しながら、プロモーションカタログを完成させるという
実戦的なプロジェクトである。
皆、質問も多く、一緒になって考え、実戦していく。
こんな、学習が最も大切なのではないでしょうか。
学生達の目は輝いてます。
教室を出て ..........
海外を感じる .......
自分の目と心で見る
日本 vs アメリカの話を実際に聞く、
そして、話す ......
自分の手で商品に触れてみる
全員集合
2015年
8月
04日
火
It's been just started August in very peacefully.
I've been preparing some new projects for new oversea business and ready for presentation now.
I would love to expand the global business in over sea country, because, I believe there are much more potential
business opportunities if my projects have great Japanese integrity with modern approach of fashion taste and
strong consciousness of profit .
I like what I planed and trying my best as always.
2015年
7月
01日
水
先日、池袋にて鑑賞した映画 " 花蓮 "。
脚本・監督:五藤利弘
主演:三浦貴大、キタキマユ、浦井なお。
茨城県の霞ヶ浦の美しい風景の中に、ゆっくりと流れる時間と空気感、そして、せつないがきれいな感情が今の自分には大変心地よい映画だった。
写真は、五藤監督、島袋プロデューサー、立花写真家と........。
2015年
6月
26日
金
グローバルビジネスデザイン科 2年の最初の課題:
1960年代から 2015年までの... 世界の社会動向 vs 文化背景、 そして、それらが、どの様にファッショントレンドとファッションビジネスに影響を与えたかを分析し、
グローバルな視点で日本の社会動向 vs ファッションはどの様に推移したかも同様に年表に反映させ、1960年代→70年代 ........と 10年くくりで年表にまとめてみる。
次に、年表をより明確に理解する事を目的とし、また、内容だけでなく、美しいヴィジュアル表現力を学習する為に、文字だけの年表を写真を使用し、画像化してみる。
(これは、楽しい作業でもあり、理解度も上がる大変効果的作業である。)
次は、 今から2020年まで(特にオリンピックという大きなイベントが開催される)の近未来に向けての予測である。
実際に身体で動きまわり、自身の五感で時代のニオイを嗅ぎ分けながら、コンピューター上にあふれる無料の情報を収集する。
社会で何が起きるのか、音楽、色、ファッションはどの様な影響を受けるのかを分析し、自分自身でしっかりと消化する事が大事である。
そして、自身によってトレンドを予測して、世界に向けての商品企画、異業種コラボ企画、イベント企画、等々を考え、オリジナル企画書を作成し、プレゼンしてもらうのが
1学期の課題となる。
過去を知り、現代を分析し、未来を予測し、自分の感性によって企画を組み立てる。そして、伝える。
理論上当たり前の事を実際に自分で考えてやってみる事が重要で、実は簡単ではない事を実感し、多くの事を考えて克服していく。
少人数のクラスだからできる生徒一人一人とのコミュニケーション。
一方方向の講義ではなく、ヒントを与えて、同じ目線で一緒に考える。
デスクワークによって、コンピューターから得る無料の情報と、実際に身体を動かし、五感で嗅ぎ分けながら得る情報を駆使しながら、自分自身で答えを見いだす事の重要性
を学習。
2019年
11月
25日
月
12月25日にphp研究所より
" 50歳からの10歳若く生きる服装術"を
たかぎこういち氏との共著で出版いたします。
ほんの少しだけ、装いに気を配ることで、
第一印象は確実にアップし、 相手に褒められ、
そこから会話が弾み、幸福ホルモン ( オキシトシン )
が湧き出す事で健康になり、多くの喜びを感じる事
ができるでしょう。
1着のブレザーでの利便性を考慮したシーン別
着回し術や、シーンや相手を配慮しながら、
ほんの少しだけ、意外性やユーモアを取り入れた、
新時代に適したおとなの装いを
イラストでわかりやすく解説してあります。
2019年
3月
14日
木
“衣 食 住”を基本テーマに、私は “衣”の部分を受け持ち
「第一印象で得するスタイリング」について、私自身の
体験話、偏見に満ちた装いのヒント等をイラストを交え
て、お洒落にほんの少しだけ気遣うことの大切さ、楽し
さを皆様と楽しみながらお話させて頂きました。
装いが第一印象に大きな影響を及ぼし、言葉の壁、人種
の壁、人間関係の壁を取り除き、人対人への会話へいち
早く導き、会話の内容にも輝きを加えるのです。
ほんのすこしだけ、装いに気を配る事で、第一印象は
アップし、相手の方に褒められ、会話が弾み、幸福ホル
モンが分泌し、健康にも良く、多くの喜びを生むことを
お話させていただきました。
2019年
2月
18日
月
様々なシーンで、デジタル化へと変貌する中、クラシック音楽のフィルハーモニー交響楽団のコンサートへ
行ってきました。
奏者を見ていると、同じ楽譜をみながらも、奏者の気持ちや感性によって微妙にことなる指の動きや表現。
また、生の楽器が奏でる美しい音が、空気を伝わり、耳に届く一回だけの修正不可能なナチュラルの美意識
に感動し、心を打たれました。
ほんの少しだけ、いつもよりお洒落をして、文化的、ソシアルな場へ参加するという事は大切な事ですね。
装う場を提供し、その為の服を揃えるという環境作りが重要なのですね。
楽曲は以下の通りでした。
バッハ: フーガ ト短調
シベリウス: バイオリン協奏曲二短調
ベートーベン: 交響曲第六番 田園
2019年
1月
05日
土
新年、明けましておめでとうございます。
繊維・ファッション業界は、平成の30年間に大きく変化し、
物の作り方や売り方、消費者の服の選び方、買い方、等々、
ファッションに対する価値観は完全に変容しました。
2018年も厳しい年ではありましたが、年をふりかえると、
ほんの少しだけ前進できたのではないかと思います。
これも、クライアント様のチームの素晴らしい努力と協力の
おかげです。
また、週末の早朝GYM通いををスタートし、心と身体の健康
を維持でき、頑張れたおかげでもあります。
2019年も、グローバルにまたがる 私だからできる創造による
クリエイティブコンサルティング、売る為のデザイン、人材育成、
そして、執筆活動をより充実させていきたいと考えております。
2019年もよろしくお願いいたします。
2018年
5月
14日
月
"英語教師からは学べないファッション基本英語のコツ"
をテーマにセミナーを開催致しました。
生産拠点が海外に移り、ファッションデザイナー、生産担当者も英語での
コミュニケーション力が求められている現在です。
英語の勉強は、勿論必要ですが...........すぐに活用できるコツを知る事で、
仕様書の作成、相手担当者とのメールのやり取りができるのです。
今の時代です .....翻訳アプリを使えばなんとか意味だけは理解できます。
しかし、専門用語や独特な表現が多いのがファッションの世界で、的確な
翻訳にならない事があるのです。
そこで、専門表現と"コツ" を学習する、いわゆる退屈な英語の勉強では
ない、コミュニケーションを取るコツを知るセミナーです。
2018年
4月
01日
日
スタイルアドバイザーのたかぎこういち氏の "一流に見える服装術 "
が 3/8/2018 に出版されました。
この度は、大変光栄にも挿絵を担当させていただきました。
” 着こなしにおいて、こんな失敗談 ...... あるある " みたいなことを事例に、
案外ない、着こなしの基本の中の基本を解説している本なのです。
" かっこいい " イラストではない、鈍臭い着こなし失敗談イラストをふんだん
に描かせていただきました。笑
2018年
1月
02日
火
2017年は、難題だらけでしたが、多くの人に助けていただきながら、
自分の心の声を聞き、
考え、
正解のない難題に答えを出し、
そして行動した、健康で幸せな1年でした。
2018年も、人と関わりながら、自分自身の人間力を磨いて行きたいと考えます。
面白いプロジェクトも進行しております。
変化する時代の中で、変化しない重要な事を維持しながら私らしいイノベーション
を発信して参ります。
皆様、引き続き、宜しくお願いいたします。
2017年
9月
07日
木
Wonderful talk with New York Designer / Alexander Julian and his son Huston Julian,
during our nice walk around the city of Tokyo to see what's new in the market before
several meeting.
I was a key member of his design team from 1987 to 1991 for 5 years and created
many important project together.
It was wonderful time and great memories.
We are still great relation and friendship.
2017年
9月
05日
火
【今回の塾の概要です】
勝ち組と負け組が明確に分かれた、変革期に直面しているファッション業界。
- UX Design
- AI / 人工知能にはできない以下の .....
検索力 : 溢れる情報の中から、効率的な検索ワードで、何を抽出するかを見極め
ることが、現代に必要な重要なスキル。
編集力 : 抽出した情報をこれまでの常識とは異なる、新しい価値観で分析、まと
めあげるスキル。
考える力: ペーパーテストで100点満点を取ること、正解が1つの答えを得る知識
よりも、正論の無い問題にどう取り組み、自分の答えを出し、解決でき
る、"考える力 "の育成が重要。
また、賢い AIには、絶対に考えられない、人間にしか無い、常識から
かけ離れた ◯◯バカ的な面白い発想が、これからの時代に重要で、AI
に勝てる。
伝える力: 魅力的なプレゼンテーション。相手に響く見せ方、伝え方を磨く。
2017年
6月
18日
日
未来を変える強力なテクノロジーとして、今最も注目されているのがAI (人口知能)。
そして、人口知能が人類を超えて、技術進歩のスピードが加速し、人口知能自身がより賢い人口知能を生み出すポイントである "Singularity"が今、クローズアップされています。
囲碁の世界では、既に人口知能が世界チャンピオンを破り、人間を超えてしまった事は有名な話です。
Singularityによって、進化のスピードが無限に増殖し、クリエイティブの領域までも人口知能に置き換えられていくでしょう。
そんな時代の到来まで、生きているかは、分かりませんが、人間として、自分の心を読み、何をすべきかを考えさせられる時代ですね。
人口知能と共存できるか、人間は置き去りにされるか. . . . .
2017年
3月
17日
金
デザイナーの為のビジネスセミナーを開催いたしました。
インターネットの普及によって、企業やクリエイターが消費者と絶えずつながる時代が出現し、企業やクリエイターにとって、商品を提供することだけがゴールでは無くなってしまった。
何を作るかはもちろん重要だが、今は、” なぜ作るのか、どう仕掛けるか “ の明確な理由の存在が重要な時代である。
絵が上手に描けて商品だけを考えてデザインしていれば良かった時代は過去の話で、デザイナーの業務も商品の企画・デザインの領域から、よりビジネスにリンクした領域へと広がりつつある。
私がNew Yorkのデザインナーアパレルのデザインスタジオ勤務から学んだ、強いビジネス意識実績を生かしながら、クリエイターが知るべきビジネス、MD計画の基本を皆と一緒に学習した。
実は、人が驚くようなデザインを築くよりも、売ることこそ、最も難しくクリエイティブな事なのです。
ロマンス、UX、品質、フォルム、仕掛け、価格 ............ 様々なクリエイティブな要素と高い収益意識を持ってビジネスをデザインしていかなければならないという事です。
実りある塾でした。
2017年
3月
05日
日
私がディレクションに関わる Neckwear Brand Alan Smithee のポップアップショップです。
アメリカ人の友人が展開する、made in USA のファクトリーブランド " New England Shirt "
" DUCk WORTH " " Maine Sea Bag " 等とのユニークなコラボプロジェクトです。
インテリジェンスでアイロニーなユーモアの精神を楽しく着崩す感じが、普段ネクタイをしない
人や女性にもアクセサリーツールの一つとして喜んでいただけております。
日本橋浜町に位置する、Songo River Ltd. ビルの 2階にある、 The Landing は、New York
の Loft を思わせる心地よい空間です。
1F の August Moon Cafe で、カジュアルなアメリカンミールを楽しみながらも良いですね。
東京都中央区日本橋浜町 2-54-5 2F
Open 10:00 - 20:00
Closed on Monday
2017年
2月
25日
土
インターネットやスマートフォンが急速に普及し、 企業が消費者と繋がる事が可能となり、デザイナーや企業は、商品を提供することがゴールでは無くなってしまった。
商品自体にお金を払う時代が終わり、消費者は、”経験”に価値を見いだし、デザイナーや企業は消費者に対し提供すべき価値を「商品価値 」から「経験価値 」へと転換すべき時代となったと言える。
そして今は、” 何を作るか “ は、もちろん重要ではあるが、 ”なぜ作るか 、どう仕掛けるか “ の明確な理由の存在がより重要な時代なのである。
デザイナーの業務も" 商品" 企画・開発の領域から「経験」の企画・開発の領域へと広がりつつある。
消費者としっかり繋がり、商品の先にあるUX デザイン、システムをデザインできる思考を身につけなければならない事に加え、高い収益意識を持ちながら、ビジネスの領域を理解し、クリエーティブな視点でビジネスをデザインしなければ勝てない時代なのである。
正解のはっきりとした知識は、いつでもどこでもスマートフォンで解決できる現代。
知識は大切ではあるが、知識を身につける事よりも、応用する知恵を身につける事の方がはるかに重要なのである。
また、単に答えがあるだけで、正論などない議論に自分自身の心の答えを出していける事こそが重要なのである。
感性を磨き、世の中のニオイを嗅ぎ分け、議論ができ、答えを出せる事こそが、AIやロボットに勝てる人間の価値だと思う。
2017年
1月
03日
火
様々な分野でAIが世の中の労働を支配していきます。今後数十年の間で労働人口の半分がAIに置き換えられると言われています。
そんな中、2017年、僕は、人が " 馬鹿だな " と思うような一見無駄だと思われる事を一生懸命やろうと思います。
人口知能にはない不完全な概念で、そこに人間にしか見出せない重要な発見があると信じています。
1980年代は New York だったので、バブルを経験してませんが、様々な冒険をたくさんしてきた時代でした。
2016年
12月
26日
月
今の時代、全く何もしないという時間を作ることは、大変な事です。
E-mail, Line, Face Book, その他のSNS等等、常に迫ってくるコミュニケーションから切断し、
モニターから逃れて、流れ込んでくる情報に反応せず、自分の心の声を聞くことすら至難の
技なのです。
そして、ほとんどの時間を、本当の自分ではない自分でいるのではないかと感じてしまいま
す。
歳はとっていきますが、子供の頃の様に自分の心の声に従い、自分に正直な遊び心とクリエ
ーティブな思考は一生維持したいですね。
2016年
10月
03日
月
16年間の New York での生活。New York のデザイナーズブランドでのデザインスタジオで、メンズデザインに関わり、社内ミーティングやプレゼンにおいて、自分自身が考える意見を伝える事の大切さを学び、今でも実施している。
この世に正論などなく、ただ自分自身の心の声に正直な答えを確実に出して伝える事。そして、各自が
持つ意見を理論的にぶつけ合い、ビジネスを成功に導くためのクリエイティブな視点で理論を交わす。 .......そこは、ある意味野生のジャングルである。
意見を言わない者は、考えや戦略がない者として、次のミーティングには姿を消す。会社からも姿を消していくといった厳しい世界がNew Yorkである。そして、それが Global Standard だと私は思う。
帰国後、日本の会社との仕事において、上記した考えとはまるで異なる現実に遭遇し、その企業のDomesticな思考や将来展望に疑問を感じてしまった。
ミーティングの数の多さとミーティング中の意見の少なさ。そして、結論があやふやなまま終了するミーティング。 責任を取る人間がいないのだ。
見ざる、言わざる、聞かざる。
意見を述べる人間が消され、何も言わない人間が生き残るといった経験をした。
マーティン ルーサー キング ジュニア 牧師 も次の様に述べています。
" 最大の悲劇は、悪人の暴力ではなく、善人の沈黙である。沈黙は暴力の陰に隠れた同罪者である。”
見ざる、言わざる、聞かざるでは、Blobal 世界では通用しない。 自分自身の心の声を聞き、理論的に伝えていく姿勢は絶対に曲げないつもりです。
2016年
9月
19日
月
国内アパレルが厳しい時代へと変化し、また、デザインの概念も変化する現代のファッションインダストリーにおいて 必要な思考、"ロジカルにデザインを組み立てる" をテーマに少人数での塾を若手デザイナーの方々を受講者に4回にわたり実施です。
現代の日本の現実に対応できるロジカルなデザインの組み立て方を、私が実施する具体的な事例を基本に説明いたしました。一方、特に私が関わるアメリカのデザインハウスのデザインの組み立て方も同様に説明し、成熟した日本のマーケットだけの思考から進展し、皆様に少しでもグローバルな視点で、世界に対して新しい可能性を見出していただければと思いました。
やはり、受講者さまのグローバルマーケットへの関心の強さは当然の事で、日本企業のドメスティックな思考からの回避とグローバル世界への進出を実施したいと痛感いたしました。特に、まだまだ伸びしろのある、私の得意とするアメリカ市場への日本企業進出は確信できます。
2016年
8月
22日
月
海外進出、海外生産、等々、クリエイティブな業務に関わる人でも、世界との
コミュニケーションが上手くできなければ、これからの展望はありえません。
もちろん、言葉はコミュニケーションツールの一つに過ぎないけれど、重要な
ファクターである事は間違いありません。
そこで、英語教師も教えてくれないけれど、知っておくと絶対に差がつく、
" デザイナーにも絶対必要な基本英語" といった、いつも通り小規模で、皆で
一緒に考える田島塾を実施してみたところ、大変喜んでいただきました。
クリエイティブサイドの本当に基本です。
仕様書作成の基本や、メールでのコレスポンデンスを、私がアメリカ企業と一
緒にやっている事例を基本に、シンプルに皆と一緒にやってみました。
以外とデザイナーの皆様にとって、必要な事とあり、吸収の速い事に驚きました。
英語を学ぶという事とはちょっぴり別で、コミュニケーションスキルを身につけ
る重要な事に気づかされました。
これからのデザイナーは、英語で直接コミュニケーションをする事によって、
より近い、より重要な関係を世界と築き、ビジネス構築につなぐ事ができるので
はないでしょうか。
海外では、やはりデザイナーは重要な存在で、直接コミュニケーションができ
る事が大切かと私は思います。
引き続き、グローバルビジネスにおいて、クリエイティブな視点で人材育成を
していき、日本の優秀なデザイナーに新しい視点での考えを植え付けていけれ
ばと考えます。
2016年
7月
04日
月
ロジカルにデザインを組み立てる" といったセミナーを行いました。
* 絵が描けて、美しい形にするだけでは、デザイナーは今は生きていけない。
* デザイナーの概念が変化し、今ではデザイナーとは呼ばず、クリエイティブ
ディレクターと呼ばれ、様々なクリエイティブ活動に関与し、人間のマネージメ
ントから、プレゼンテーション、仕掛けつくりまで幅広い組み立てができなけれ
ばならない現代である。
* 私自身が経験した、ヨーロッパとは異なるNew York のデザインスタジオで実際
に組み立てるロジカルな企画の組み立て方、私自身が現在も関わる企業で実際に
私が実施するロジカルな企画の組み立て方の事例を基本に講義を致しました。
* また、ファッションにおいて成熟した最も難しい日本のマーケットで戦うのも良
いけれど、まだまだこれから確実に伸び代があるグローバルマーケットを分析
し、市場調査を重ね、海外進出を狙う。
* 島国でもあり、人口の多い日本は自国市場に頼りっきりだが、スェーデンスェー
デンの様に人口も少なく、ほとんどが海外市場においてのビジネスによってなり
立っているデータや事例を参考に、海外を狙う選択肢が有効であることを説明。
* アメリカ在住時代、アメリカデザインアパレルで業績を残し、私自身が実際に関
わった海外進出事例(アメリカ)を参考に具体的な海外進出(アメリカが.....)
手法を伝え、グローバル意識を推進。
* 日本とは、まるで異なるけれど、アメリカのマーケットもまだまだ可能性がある
事を実感できた。
* 日本人の繊細な感性、しかし、グローバル意識の欠如 (海外進出の手法、海外市
場を知らなすぎる事)は勿体無い。
そんな事を具体的事例を示し説明しました。
成熟した日本市場で戦うのも一つの選択肢ですが、まだまだ成長途中の将来的な展望豊かな、そして、日本の美学が入り込む隙間のある、アメリカのマーケットは魅力的である事を伝えました。
2016年
3月
11日
金
相変わらず走り続けていて、久しぶりの投稿となります。
服飾専門家の " 鴫原弘子" 氏と " 高木浩一"氏との写真です。
Fast Fashionによって、衣服が低価格化し、簡単に服を購入し、簡単に捨ててしまう、何とも
愛情のかけらも感じられない衣服との付き合い方を断ち切りたい。
そのためには、衣服の幅広い基礎知識を伝える事。
ファッションと共に、魂を込めて生産された衣服の背景も知り、その心も一緒に着る喜びを知る。
愛情を持って衣服と付き合い、ファッションを楽しむ事と同時に、地球に優しい環境作りにも貢献。
具体的なアクションに向けての実りある会談でした。3人寄れば強力です。
私は、たくさんの服は購入しないけれども、一旦購入すると長く大切に着るたちなんですよ。
2016年
1月
06日
水
Wishing you a Prosperous New Year filled with Hope and Joy.
I was front of beautiful and powerful Mt. Fuji on Jan. 1st, 2016
and prayed health, peace, joy, happiness, fun, success, and good luck.
2016年 元旦、富士山の目の前に立ち、 2015年の反省、そして、新たな挑戦を
誓いました。
ちょっとした修行をしてきました。
今年もよろしくお願いいたします。
2015年
11月
09日
月
1998年の米英合作 " Sliding Door "という映画。
地下鉄のドアが閉まってしまい電車に乗れなかった場合と乗れた場合の、一人の女性の人生の分岐点、2つの道の行方を同時進行していく物語だ。
自分自身でも、あの時、別の道を歩んでいたらどうなっていただろうかなどと何となく想像してみる事もある。
僕は 1982年から 1998年までの 16年間 New Yorkに住んでいて、今思えば、分岐点に立つと、いつでも難しい道を選んでいたように思う。
New Yorkではなく、Parisという選択肢もバブリーな東京での活動という選択肢もあったわけだ。
日本の企業の仕事で渡米し、 数年が過ぎ、ファッションにおいては野暮ったい街だが、目では見えない、心でしか感じられないNew Yorkの魅力に惹かれ、自分自身にとっての居心地の良さを見つけた。
本当のNew York で1流と呼ばれる人達と関わり、New York そして世界を知るには、何も知らない僕の力では絶対に無理だ。1流のファッション / デザイナーの会社に入り、そこに集まる1流の人達と仕事をするしかないと思い、(当時は ネットも無い時代で)履歴書と心を込めて1点1点作成したプレゼン資料をゲリラ的に1流デザイナーの会社に(50社以上)送ったかな。 片っ端から断られ、 2社だけが面接してくれて、 2社共 OKをくれた。 今だから言えるけど、緊張やら言葉の問題等々、不安がマックス状態で、面接に行くのが怖くて嫌で、このまま帰ろうかと思ったことが今となっては懐かしい。
結局2つの選択肢から当時アメリカのMen's 市場で最も影響力のあった Alexander Julian 社に入社したのは良いが、日本人はおろか、英国人が数人いるだけで、アメリカ企業の日本との文化の大きな違い、強いものが支配する世界のジャングルの現実を受け入れながら学習し、少しづつ強い人間になり、必ず答えを出していく習慣が身についた。 マーティンルーサーキングジュニア牧師の名言にもあるように、 "最大の悲劇は、悪人の暴力ではなく、善人の沈黙である。 沈黙は暴力の陰に隠れた同罪者である”。 見ざる言わざる聞かざると言った、日本では一見当たり障りのない安全そうな人は、グローバルの世界では、通用しないということである。働き始め当時はミーティングがあると胃が痛くなったものだ。
一方、僕の勤務するデザインスタジオは、夢とロマンスが漂う自由な空気が流れ、自分の力だけではとうてい、手の届かない、マグナムの写真家、ショーの演出家、アクター、アクトレス、等々、多くの1流の人達と一緒に仕事の機会や交流が持てたことは大変光栄なことだ。4年間の勤務の間、コティー賞受賞、NBA バスケットボール、カレッジバスケットボールのチームユニフォームでは、マルチカラーストライプやアーガイル、オーバーサイズ等々、バスケットボール界の革命的なデザインとなり、大きな話題となった。ポールニューマン率いるインディーレーシングチームのデザインも楽しみながら出来た、チャレンジは尽きないけれど、本当に面白かった。
Alexander Julian社にて、活躍の場をいただいた事でビッグネーム、無名だが主張のある会社等々、様々なアメリカの会社からのオファーがあり、Chicagoベースのアクセサリー会社のオファーを受ける事にした。
ネクタイが低迷している中の事業で、自由にコレクションをやらせてもらえるとの事で、それなら、"ネクタイをしない人の為のネクタイ"を作ろうと思い、遊び心のあるユニークなコレクションを発表しました。
しかしながら、最初のコレクションはビジネス的にはダメで、それでもやり続けたら、メディアに多く取り上げられ、大きな話題となり、ビジネス的にも大成功に導く事となりました。
知り合った人が、僕のネクタイのファンで、その人はグッゲンハイム美術館の偉いさんで、田島デザインでグッゲンハイム美術館のコラボネクタイとスカーフを作って、ミュージアムストアで展示販売をやろうという事になり、結局 5年間でかなり売れたかな。(わずか 2柄の契約書の厚さにびっくり .....流石契約社会のアメリカ)
New York らしいストーリーですよね。 ご縁は大切ですね。その後、その方はフィラデルフィア美術館に移り、今でも時々メールで Stay in Touch。
MOMA / ニューヨーク近代美術館ともネクタイ/スカーフコラボはやりました。
世界を代表する美術館とのコラボ企画も楽しいチャレンジでした。
*打ち合わせで美術館の裏側へ入った時、ものすごい絵が立てかけてあり、驚いたのも思い出す。
2015年
9月
17日
木
文化服装学院 グローバルビジネスデザイン科2年、後期の最初の私の授業は、
" プロモーション " をアメリカの会社と一緒になって考え、学習する。
9/16(水)、教室を出て、アメリカ (LL Bean やロブスターで知られる)
メイン州からやって来た、Songo River Inc. のDallas Payle 氏のショー
ルームにて実戦的な校外授業を実施。
made in USA にこだわり、それも、アメリカのファクトリーブランドを
日本に売り込むディストリビューターで、ヨーロッパとは全く異なる美学を
持った熱いアメリカ男が学生に熱弁。(日本語もうまい。)
会社のコンセプト、ストーリー ........そして、取扱いブランド ....... について
説明。
学生達も、オフィス空間に漂うアメリカの美意識にモチベーションが高まる。
かなり、マニアックなプロジェクトだけど、少人数のクラスだからできる醍醐味
で、私らしい授業である事を自負している。
- アメリカの商材を日本でどの様にプロモーションしていくか?
- アメリカと日本の価値観の温度差をどの様にモディファイし対応するか?
- コスト構造は?
- 何を強みとしてどうプレゼンするか?
等々、多くの課題を克服しながら、プロモーションカタログを完成させるという
実戦的なプロジェクトである。
皆、質問も多く、一緒になって考え、実戦していく。
こんな、学習が最も大切なのではないでしょうか。
学生達の目は輝いてます。
教室を出て ..........
海外を感じる .......
自分の目と心で見る
日本 vs アメリカの話を実際に聞く、
そして、話す ......
自分の手で商品に触れてみる
全員集合
2015年
8月
04日
火
It's been just started August in very peacefully.
I've been preparing some new projects for new oversea business and ready for presentation now.
I would love to expand the global business in over sea country, because, I believe there are much more potential
business opportunities if my projects have great Japanese integrity with modern approach of fashion taste and
strong consciousness of profit .
I like what I planed and trying my best as always.
2015年
7月
01日
水
先日、池袋にて鑑賞した映画 " 花蓮 "。
脚本・監督:五藤利弘
主演:三浦貴大、キタキマユ、浦井なお。
茨城県の霞ヶ浦の美しい風景の中に、ゆっくりと流れる時間と空気感、そして、せつないがきれいな感情が今の自分には大変心地よい映画だった。
写真は、五藤監督、島袋プロデューサー、立花写真家と........。
2015年
6月
26日
金
グローバルビジネスデザイン科 2年の最初の課題:
1960年代から 2015年までの... 世界の社会動向 vs 文化背景、 そして、それらが、どの様にファッショントレンドとファッションビジネスに影響を与えたかを分析し、
グローバルな視点で日本の社会動向 vs ファッションはどの様に推移したかも同様に年表に反映させ、1960年代→70年代 ........と 10年くくりで年表にまとめてみる。
次に、年表をより明確に理解する事を目的とし、また、内容だけでなく、美しいヴィジュアル表現力を学習する為に、文字だけの年表を写真を使用し、画像化してみる。
(これは、楽しい作業でもあり、理解度も上がる大変効果的作業である。)
次は、 今から2020年まで(特にオリンピックという大きなイベントが開催される)の近未来に向けての予測である。
実際に身体で動きまわり、自身の五感で時代のニオイを嗅ぎ分けながら、コンピューター上にあふれる無料の情報を収集する。
社会で何が起きるのか、音楽、色、ファッションはどの様な影響を受けるのかを分析し、自分自身でしっかりと消化する事が大事である。
そして、自身によってトレンドを予測して、世界に向けての商品企画、異業種コラボ企画、イベント企画、等々を考え、オリジナル企画書を作成し、プレゼンしてもらうのが
1学期の課題となる。
過去を知り、現代を分析し、未来を予測し、自分の感性によって企画を組み立てる。そして、伝える。
理論上当たり前の事を実際に自分で考えてやってみる事が重要で、実は簡単ではない事を実感し、多くの事を考えて克服していく。
少人数のクラスだからできる生徒一人一人とのコミュニケーション。
一方方向の講義ではなく、ヒントを与えて、同じ目線で一緒に考える。
デスクワークによって、コンピューターから得る無料の情報と、実際に身体を動かし、五感で嗅ぎ分けながら得る情報を駆使しながら、自分自身で答えを見いだす事の重要性
を学習。
2019年
11月
25日
月
12月25日にphp研究所より
" 50歳からの10歳若く生きる服装術"を
たかぎこういち氏との共著で出版いたします。
ほんの少しだけ、装いに気を配ることで、
第一印象は確実にアップし、 相手に褒められ、
そこから会話が弾み、幸福ホルモン ( オキシトシン )
が湧き出す事で健康になり、多くの喜びを感じる事
ができるでしょう。
1着のブレザーでの利便性を考慮したシーン別
着回し術や、シーンや相手を配慮しながら、
ほんの少しだけ、意外性やユーモアを取り入れた、
新時代に適したおとなの装いを
イラストでわかりやすく解説してあります。
2019年
3月
14日
木
“衣 食 住”を基本テーマに、私は “衣”の部分を受け持ち
「第一印象で得するスタイリング」について、私自身の
体験話、偏見に満ちた装いのヒント等をイラストを交え
て、お洒落にほんの少しだけ気遣うことの大切さ、楽し
さを皆様と楽しみながらお話させて頂きました。
装いが第一印象に大きな影響を及ぼし、言葉の壁、人種
の壁、人間関係の壁を取り除き、人対人への会話へいち
早く導き、会話の内容にも輝きを加えるのです。
ほんのすこしだけ、装いに気を配る事で、第一印象は
アップし、相手の方に褒められ、会話が弾み、幸福ホル
モンが分泌し、健康にも良く、多くの喜びを生むことを
お話させていただきました。
2019年
2月
18日
月
様々なシーンで、デジタル化へと変貌する中、クラシック音楽のフィルハーモニー交響楽団のコンサートへ
行ってきました。
奏者を見ていると、同じ楽譜をみながらも、奏者の気持ちや感性によって微妙にことなる指の動きや表現。
また、生の楽器が奏でる美しい音が、空気を伝わり、耳に届く一回だけの修正不可能なナチュラルの美意識
に感動し、心を打たれました。
ほんの少しだけ、いつもよりお洒落をして、文化的、ソシアルな場へ参加するという事は大切な事ですね。
装う場を提供し、その為の服を揃えるという環境作りが重要なのですね。
楽曲は以下の通りでした。
バッハ: フーガ ト短調
シベリウス: バイオリン協奏曲二短調
ベートーベン: 交響曲第六番 田園
2019年
1月
05日
土
新年、明けましておめでとうございます。
繊維・ファッション業界は、平成の30年間に大きく変化し、
物の作り方や売り方、消費者の服の選び方、買い方、等々、
ファッションに対する価値観は完全に変容しました。
2018年も厳しい年ではありましたが、年をふりかえると、
ほんの少しだけ前進できたのではないかと思います。
これも、クライアント様のチームの素晴らしい努力と協力の
おかげです。
また、週末の早朝GYM通いををスタートし、心と身体の健康
を維持でき、頑張れたおかげでもあります。
2019年も、グローバルにまたがる 私だからできる創造による
クリエイティブコンサルティング、売る為のデザイン、人材育成、
そして、執筆活動をより充実させていきたいと考えております。
2019年もよろしくお願いいたします。
2018年
5月
14日
月
"英語教師からは学べないファッション基本英語のコツ"
をテーマにセミナーを開催致しました。
生産拠点が海外に移り、ファッションデザイナー、生産担当者も英語での
コミュニケーション力が求められている現在です。
英語の勉強は、勿論必要ですが...........すぐに活用できるコツを知る事で、
仕様書の作成、相手担当者とのメールのやり取りができるのです。
今の時代です .....翻訳アプリを使えばなんとか意味だけは理解できます。
しかし、専門用語や独特な表現が多いのがファッションの世界で、的確な
翻訳にならない事があるのです。
そこで、専門表現と"コツ" を学習する、いわゆる退屈な英語の勉強では
ない、コミュニケーションを取るコツを知るセミナーです。
2018年
4月
01日
日
スタイルアドバイザーのたかぎこういち氏の "一流に見える服装術 "
が 3/8/2018 に出版されました。
この度は、大変光栄にも挿絵を担当させていただきました。
” 着こなしにおいて、こんな失敗談 ...... あるある " みたいなことを事例に、
案外ない、着こなしの基本の中の基本を解説している本なのです。
" かっこいい " イラストではない、鈍臭い着こなし失敗談イラストをふんだん
に描かせていただきました。笑
2018年
1月
02日
火
2017年は、難題だらけでしたが、多くの人に助けていただきながら、
自分の心の声を聞き、
考え、
正解のない難題に答えを出し、
そして行動した、健康で幸せな1年でした。
2018年も、人と関わりながら、自分自身の人間力を磨いて行きたいと考えます。
面白いプロジェクトも進行しております。
変化する時代の中で、変化しない重要な事を維持しながら私らしいイノベーション
を発信して参ります。
皆様、引き続き、宜しくお願いいたします。
2017年
9月
07日
木
Wonderful talk with New York Designer / Alexander Julian and his son Huston Julian,
during our nice walk around the city of Tokyo to see what's new in the market before
several meeting.
I was a key member of his design team from 1987 to 1991 for 5 years and created
many important project together.
It was wonderful time and great memories.
We are still great relation and friendship.
2017年
9月
05日
火
【今回の塾の概要です】
勝ち組と負け組が明確に分かれた、変革期に直面しているファッション業界。
- UX Design
- AI / 人工知能にはできない以下の .....
検索力 : 溢れる情報の中から、効率的な検索ワードで、何を抽出するかを見極め
ることが、現代に必要な重要なスキル。
編集力 : 抽出した情報をこれまでの常識とは異なる、新しい価値観で分析、まと
めあげるスキル。
考える力: ペーパーテストで100点満点を取ること、正解が1つの答えを得る知識
よりも、正論の無い問題にどう取り組み、自分の答えを出し、解決でき
る、"考える力 "の育成が重要。
また、賢い AIには、絶対に考えられない、人間にしか無い、常識から
かけ離れた ◯◯バカ的な面白い発想が、これからの時代に重要で、AI
に勝てる。
伝える力: 魅力的なプレゼンテーション。相手に響く見せ方、伝え方を磨く。
2017年
6月
18日
日
未来を変える強力なテクノロジーとして、今最も注目されているのがAI (人口知能)。
そして、人口知能が人類を超えて、技術進歩のスピードが加速し、人口知能自身がより賢い人口知能を生み出すポイントである "Singularity"が今、クローズアップされています。
囲碁の世界では、既に人口知能が世界チャンピオンを破り、人間を超えてしまった事は有名な話です。
Singularityによって、進化のスピードが無限に増殖し、クリエイティブの領域までも人口知能に置き換えられていくでしょう。
そんな時代の到来まで、生きているかは、分かりませんが、人間として、自分の心を読み、何をすべきかを考えさせられる時代ですね。
人口知能と共存できるか、人間は置き去りにされるか. . . . .
2017年
3月
17日
金
デザイナーの為のビジネスセミナーを開催いたしました。
インターネットの普及によって、企業やクリエイターが消費者と絶えずつながる時代が出現し、企業やクリエイターにとって、商品を提供することだけがゴールでは無くなってしまった。
何を作るかはもちろん重要だが、今は、” なぜ作るのか、どう仕掛けるか “ の明確な理由の存在が重要な時代である。
絵が上手に描けて商品だけを考えてデザインしていれば良かった時代は過去の話で、デザイナーの業務も商品の企画・デザインの領域から、よりビジネスにリンクした領域へと広がりつつある。
私がNew Yorkのデザインナーアパレルのデザインスタジオ勤務から学んだ、強いビジネス意識実績を生かしながら、クリエイターが知るべきビジネス、MD計画の基本を皆と一緒に学習した。
実は、人が驚くようなデザインを築くよりも、売ることこそ、最も難しくクリエイティブな事なのです。
ロマンス、UX、品質、フォルム、仕掛け、価格 ............ 様々なクリエイティブな要素と高い収益意識を持ってビジネスをデザインしていかなければならないという事です。
実りある塾でした。
2017年
3月
05日
日
私がディレクションに関わる Neckwear Brand Alan Smithee のポップアップショップです。
アメリカ人の友人が展開する、made in USA のファクトリーブランド " New England Shirt "
" DUCk WORTH " " Maine Sea Bag " 等とのユニークなコラボプロジェクトです。
インテリジェンスでアイロニーなユーモアの精神を楽しく着崩す感じが、普段ネクタイをしない
人や女性にもアクセサリーツールの一つとして喜んでいただけております。
日本橋浜町に位置する、Songo River Ltd. ビルの 2階にある、 The Landing は、New York
の Loft を思わせる心地よい空間です。
1F の August Moon Cafe で、カジュアルなアメリカンミールを楽しみながらも良いですね。
東京都中央区日本橋浜町 2-54-5 2F
Open 10:00 - 20:00
Closed on Monday
2017年
2月
25日
土
インターネットやスマートフォンが急速に普及し、 企業が消費者と繋がる事が可能となり、デザイナーや企業は、商品を提供することがゴールでは無くなってしまった。
商品自体にお金を払う時代が終わり、消費者は、”経験”に価値を見いだし、デザイナーや企業は消費者に対し提供すべき価値を「商品価値 」から「経験価値 」へと転換すべき時代となったと言える。
そして今は、” 何を作るか “ は、もちろん重要ではあるが、 ”なぜ作るか 、どう仕掛けるか “ の明確な理由の存在がより重要な時代なのである。
デザイナーの業務も" 商品" 企画・開発の領域から「経験」の企画・開発の領域へと広がりつつある。
消費者としっかり繋がり、商品の先にあるUX デザイン、システムをデザインできる思考を身につけなければならない事に加え、高い収益意識を持ちながら、ビジネスの領域を理解し、クリエーティブな視点でビジネスをデザインしなければ勝てない時代なのである。
正解のはっきりとした知識は、いつでもどこでもスマートフォンで解決できる現代。
知識は大切ではあるが、知識を身につける事よりも、応用する知恵を身につける事の方がはるかに重要なのである。
また、単に答えがあるだけで、正論などない議論に自分自身の心の答えを出していける事こそが重要なのである。
感性を磨き、世の中のニオイを嗅ぎ分け、議論ができ、答えを出せる事こそが、AIやロボットに勝てる人間の価値だと思う。
2017年
1月
03日
火
様々な分野でAIが世の中の労働を支配していきます。今後数十年の間で労働人口の半分がAIに置き換えられると言われています。
そんな中、2017年、僕は、人が " 馬鹿だな " と思うような一見無駄だと思われる事を一生懸命やろうと思います。
人口知能にはない不完全な概念で、そこに人間にしか見出せない重要な発見があると信じています。
1980年代は New York だったので、バブルを経験してませんが、様々な冒険をたくさんしてきた時代でした。
2016年
12月
26日
月
今の時代、全く何もしないという時間を作ることは、大変な事です。
E-mail, Line, Face Book, その他のSNS等等、常に迫ってくるコミュニケーションから切断し、
モニターから逃れて、流れ込んでくる情報に反応せず、自分の心の声を聞くことすら至難の
技なのです。
そして、ほとんどの時間を、本当の自分ではない自分でいるのではないかと感じてしまいま
す。
歳はとっていきますが、子供の頃の様に自分の心の声に従い、自分に正直な遊び心とクリエ
ーティブな思考は一生維持したいですね。
2016年
10月
03日
月
16年間の New York での生活。New York のデザイナーズブランドでのデザインスタジオで、メンズデザインに関わり、社内ミーティングやプレゼンにおいて、自分自身が考える意見を伝える事の大切さを学び、今でも実施している。
この世に正論などなく、ただ自分自身の心の声に正直な答えを確実に出して伝える事。そして、各自が
持つ意見を理論的にぶつけ合い、ビジネスを成功に導くためのクリエイティブな視点で理論を交わす。 .......そこは、ある意味野生のジャングルである。
意見を言わない者は、考えや戦略がない者として、次のミーティングには姿を消す。会社からも姿を消していくといった厳しい世界がNew Yorkである。そして、それが Global Standard だと私は思う。
帰国後、日本の会社との仕事において、上記した考えとはまるで異なる現実に遭遇し、その企業のDomesticな思考や将来展望に疑問を感じてしまった。
ミーティングの数の多さとミーティング中の意見の少なさ。そして、結論があやふやなまま終了するミーティング。 責任を取る人間がいないのだ。
見ざる、言わざる、聞かざる。
意見を述べる人間が消され、何も言わない人間が生き残るといった経験をした。
マーティン ルーサー キング ジュニア 牧師 も次の様に述べています。
" 最大の悲劇は、悪人の暴力ではなく、善人の沈黙である。沈黙は暴力の陰に隠れた同罪者である。”
見ざる、言わざる、聞かざるでは、Blobal 世界では通用しない。 自分自身の心の声を聞き、理論的に伝えていく姿勢は絶対に曲げないつもりです。
2016年
9月
19日
月
国内アパレルが厳しい時代へと変化し、また、デザインの概念も変化する現代のファッションインダストリーにおいて 必要な思考、"ロジカルにデザインを組み立てる" をテーマに少人数での塾を若手デザイナーの方々を受講者に4回にわたり実施です。
現代の日本の現実に対応できるロジカルなデザインの組み立て方を、私が実施する具体的な事例を基本に説明いたしました。一方、特に私が関わるアメリカのデザインハウスのデザインの組み立て方も同様に説明し、成熟した日本のマーケットだけの思考から進展し、皆様に少しでもグローバルな視点で、世界に対して新しい可能性を見出していただければと思いました。
やはり、受講者さまのグローバルマーケットへの関心の強さは当然の事で、日本企業のドメスティックな思考からの回避とグローバル世界への進出を実施したいと痛感いたしました。特に、まだまだ伸びしろのある、私の得意とするアメリカ市場への日本企業進出は確信できます。
2016年
8月
22日
月
海外進出、海外生産、等々、クリエイティブな業務に関わる人でも、世界との
コミュニケーションが上手くできなければ、これからの展望はありえません。
もちろん、言葉はコミュニケーションツールの一つに過ぎないけれど、重要な
ファクターである事は間違いありません。
そこで、英語教師も教えてくれないけれど、知っておくと絶対に差がつく、
" デザイナーにも絶対必要な基本英語" といった、いつも通り小規模で、皆で
一緒に考える田島塾を実施してみたところ、大変喜んでいただきました。
クリエイティブサイドの本当に基本です。
仕様書作成の基本や、メールでのコレスポンデンスを、私がアメリカ企業と一
緒にやっている事例を基本に、シンプルに皆と一緒にやってみました。
以外とデザイナーの皆様にとって、必要な事とあり、吸収の速い事に驚きました。
英語を学ぶという事とはちょっぴり別で、コミュニケーションスキルを身につけ
る重要な事に気づかされました。
これからのデザイナーは、英語で直接コミュニケーションをする事によって、
より近い、より重要な関係を世界と築き、ビジネス構築につなぐ事ができるので
はないでしょうか。
海外では、やはりデザイナーは重要な存在で、直接コミュニケーションができ
る事が大切かと私は思います。
引き続き、グローバルビジネスにおいて、クリエイティブな視点で人材育成を
していき、日本の優秀なデザイナーに新しい視点での考えを植え付けていけれ
ばと考えます。
2016年
7月
04日
月
ロジカルにデザインを組み立てる" といったセミナーを行いました。
* 絵が描けて、美しい形にするだけでは、デザイナーは今は生きていけない。
* デザイナーの概念が変化し、今ではデザイナーとは呼ばず、クリエイティブ
ディレクターと呼ばれ、様々なクリエイティブ活動に関与し、人間のマネージメ
ントから、プレゼンテーション、仕掛けつくりまで幅広い組み立てができなけれ
ばならない現代である。
* 私自身が経験した、ヨーロッパとは異なるNew York のデザインスタジオで実際
に組み立てるロジカルな企画の組み立て方、私自身が現在も関わる企業で実際に
私が実施するロジカルな企画の組み立て方の事例を基本に講義を致しました。
* また、ファッションにおいて成熟した最も難しい日本のマーケットで戦うのも良
いけれど、まだまだこれから確実に伸び代があるグローバルマーケットを分析
し、市場調査を重ね、海外進出を狙う。
* 島国でもあり、人口の多い日本は自国市場に頼りっきりだが、スェーデンスェー
デンの様に人口も少なく、ほとんどが海外市場においてのビジネスによってなり
立っているデータや事例を参考に、海外を狙う選択肢が有効であることを説明。
* アメリカ在住時代、アメリカデザインアパレルで業績を残し、私自身が実際に関
わった海外進出事例(アメリカ)を参考に具体的な海外進出(アメリカが.....)
手法を伝え、グローバル意識を推進。
* 日本とは、まるで異なるけれど、アメリカのマーケットもまだまだ可能性がある
事を実感できた。
* 日本人の繊細な感性、しかし、グローバル意識の欠如 (海外進出の手法、海外市
場を知らなすぎる事)は勿体無い。
そんな事を具体的事例を示し説明しました。
成熟した日本市場で戦うのも一つの選択肢ですが、まだまだ成長途中の将来的な展望豊かな、そして、日本の美学が入り込む隙間のある、アメリカのマーケットは魅力的である事を伝えました。
2016年
3月
11日
金
相変わらず走り続けていて、久しぶりの投稿となります。
服飾専門家の " 鴫原弘子" 氏と " 高木浩一"氏との写真です。
Fast Fashionによって、衣服が低価格化し、簡単に服を購入し、簡単に捨ててしまう、何とも
愛情のかけらも感じられない衣服との付き合い方を断ち切りたい。
そのためには、衣服の幅広い基礎知識を伝える事。
ファッションと共に、魂を込めて生産された衣服の背景も知り、その心も一緒に着る喜びを知る。
愛情を持って衣服と付き合い、ファッションを楽しむ事と同時に、地球に優しい環境作りにも貢献。
具体的なアクションに向けての実りある会談でした。3人寄れば強力です。
私は、たくさんの服は購入しないけれども、一旦購入すると長く大切に着るたちなんですよ。
2016年
1月
06日
水
Wishing you a Prosperous New Year filled with Hope and Joy.
I was front of beautiful and powerful Mt. Fuji on Jan. 1st, 2016
and prayed health, peace, joy, happiness, fun, success, and good luck.
2016年 元旦、富士山の目の前に立ち、 2015年の反省、そして、新たな挑戦を
誓いました。
ちょっとした修行をしてきました。
今年もよろしくお願いいたします。
2015年
11月
09日
月
1998年の米英合作 " Sliding Door "という映画。
地下鉄のドアが閉まってしまい電車に乗れなかった場合と乗れた場合の、一人の女性の人生の分岐点、2つの道の行方を同時進行していく物語だ。
自分自身でも、あの時、別の道を歩んでいたらどうなっていただろうかなどと何となく想像してみる事もある。
僕は 1982年から 1998年までの 16年間 New Yorkに住んでいて、今思えば、分岐点に立つと、いつでも難しい道を選んでいたように思う。
New Yorkではなく、Parisという選択肢もバブリーな東京での活動という選択肢もあったわけだ。
日本の企業の仕事で渡米し、 数年が過ぎ、ファッションにおいては野暮ったい街だが、目では見えない、心でしか感じられないNew Yorkの魅力に惹かれ、自分自身にとっての居心地の良さを見つけた。
本当のNew York で1流と呼ばれる人達と関わり、New York そして世界を知るには、何も知らない僕の力では絶対に無理だ。1流のファッション / デザイナーの会社に入り、そこに集まる1流の人達と仕事をするしかないと思い、(当時は ネットも無い時代で)履歴書と心を込めて1点1点作成したプレゼン資料をゲリラ的に1流デザイナーの会社に(50社以上)送ったかな。 片っ端から断られ、 2社だけが面接してくれて、 2社共 OKをくれた。 今だから言えるけど、緊張やら言葉の問題等々、不安がマックス状態で、面接に行くのが怖くて嫌で、このまま帰ろうかと思ったことが今となっては懐かしい。
結局2つの選択肢から当時アメリカのMen's 市場で最も影響力のあった Alexander Julian 社に入社したのは良いが、日本人はおろか、英国人が数人いるだけで、アメリカ企業の日本との文化の大きな違い、強いものが支配する世界のジャングルの現実を受け入れながら学習し、少しづつ強い人間になり、必ず答えを出していく習慣が身についた。 マーティンルーサーキングジュニア牧師の名言にもあるように、 "最大の悲劇は、悪人の暴力ではなく、善人の沈黙である。 沈黙は暴力の陰に隠れた同罪者である”。 見ざる言わざる聞かざると言った、日本では一見当たり障りのない安全そうな人は、グローバルの世界では、通用しないということである。働き始め当時はミーティングがあると胃が痛くなったものだ。
一方、僕の勤務するデザインスタジオは、夢とロマンスが漂う自由な空気が流れ、自分の力だけではとうてい、手の届かない、マグナムの写真家、ショーの演出家、アクター、アクトレス、等々、多くの1流の人達と一緒に仕事の機会や交流が持てたことは大変光栄なことだ。4年間の勤務の間、コティー賞受賞、NBA バスケットボール、カレッジバスケットボールのチームユニフォームでは、マルチカラーストライプやアーガイル、オーバーサイズ等々、バスケットボール界の革命的なデザインとなり、大きな話題となった。ポールニューマン率いるインディーレーシングチームのデザインも楽しみながら出来た、チャレンジは尽きないけれど、本当に面白かった。
Alexander Julian社にて、活躍の場をいただいた事でビッグネーム、無名だが主張のある会社等々、様々なアメリカの会社からのオファーがあり、Chicagoベースのアクセサリー会社のオファーを受ける事にした。
ネクタイが低迷している中の事業で、自由にコレクションをやらせてもらえるとの事で、それなら、"ネクタイをしない人の為のネクタイ"を作ろうと思い、遊び心のあるユニークなコレクションを発表しました。
しかしながら、最初のコレクションはビジネス的にはダメで、それでもやり続けたら、メディアに多く取り上げられ、大きな話題となり、ビジネス的にも大成功に導く事となりました。
知り合った人が、僕のネクタイのファンで、その人はグッゲンハイム美術館の偉いさんで、田島デザインでグッゲンハイム美術館のコラボネクタイとスカーフを作って、ミュージアムストアで展示販売をやろうという事になり、結局 5年間でかなり売れたかな。(わずか 2柄の契約書の厚さにびっくり .....流石契約社会のアメリカ)
New York らしいストーリーですよね。 ご縁は大切ですね。その後、その方はフィラデルフィア美術館に移り、今でも時々メールで Stay in Touch。
MOMA / ニューヨーク近代美術館ともネクタイ/スカーフコラボはやりました。
世界を代表する美術館とのコラボ企画も楽しいチャレンジでした。
*打ち合わせで美術館の裏側へ入った時、ものすごい絵が立てかけてあり、驚いたのも思い出す。
2015年
9月
17日
木
文化服装学院 グローバルビジネスデザイン科2年、後期の最初の私の授業は、
" プロモーション " をアメリカの会社と一緒になって考え、学習する。
9/16(水)、教室を出て、アメリカ (LL Bean やロブスターで知られる)
メイン州からやって来た、Songo River Inc. のDallas Payle 氏のショー
ルームにて実戦的な校外授業を実施。
made in USA にこだわり、それも、アメリカのファクトリーブランドを
日本に売り込むディストリビューターで、ヨーロッパとは全く異なる美学を
持った熱いアメリカ男が学生に熱弁。(日本語もうまい。)
会社のコンセプト、ストーリー ........そして、取扱いブランド ....... について
説明。
学生達も、オフィス空間に漂うアメリカの美意識にモチベーションが高まる。
かなり、マニアックなプロジェクトだけど、少人数のクラスだからできる醍醐味
で、私らしい授業である事を自負している。
- アメリカの商材を日本でどの様にプロモーションしていくか?
- アメリカと日本の価値観の温度差をどの様にモディファイし対応するか?
- コスト構造は?
- 何を強みとしてどうプレゼンするか?
等々、多くの課題を克服しながら、プロモーションカタログを完成させるという
実戦的なプロジェクトである。
皆、質問も多く、一緒になって考え、実戦していく。
こんな、学習が最も大切なのではないでしょうか。
学生達の目は輝いてます。
教室を出て ..........
海外を感じる .......
自分の目と心で見る
日本 vs アメリカの話を実際に聞く、
そして、話す ......
自分の手で商品に触れてみる
全員集合
2015年
8月
04日
火
It's been just started August in very peacefully.
I've been preparing some new projects for new oversea business and ready for presentation now.
I would love to expand the global business in over sea country, because, I believe there are much more potential
business opportunities if my projects have great Japanese integrity with modern approach of fashion taste and
strong consciousness of profit .
I like what I planed and trying my best as always.
2015年
7月
01日
水
先日、池袋にて鑑賞した映画 " 花蓮 "。
脚本・監督:五藤利弘
主演:三浦貴大、キタキマユ、浦井なお。
茨城県の霞ヶ浦の美しい風景の中に、ゆっくりと流れる時間と空気感、そして、せつないがきれいな感情が今の自分には大変心地よい映画だった。
写真は、五藤監督、島袋プロデューサー、立花写真家と........。
2015年
6月
26日
金
グローバルビジネスデザイン科 2年の最初の課題:
1960年代から 2015年までの... 世界の社会動向 vs 文化背景、 そして、それらが、どの様にファッショントレンドとファッションビジネスに影響を与えたかを分析し、
グローバルな視点で日本の社会動向 vs ファッションはどの様に推移したかも同様に年表に反映させ、1960年代→70年代 ........と 10年くくりで年表にまとめてみる。
次に、年表をより明確に理解する事を目的とし、また、内容だけでなく、美しいヴィジュアル表現力を学習する為に、文字だけの年表を写真を使用し、画像化してみる。
(これは、楽しい作業でもあり、理解度も上がる大変効果的作業である。)
次は、 今から2020年まで(特にオリンピックという大きなイベントが開催される)の近未来に向けての予測である。
実際に身体で動きまわり、自身の五感で時代のニオイを嗅ぎ分けながら、コンピューター上にあふれる無料の情報を収集する。
社会で何が起きるのか、音楽、色、ファッションはどの様な影響を受けるのかを分析し、自分自身でしっかりと消化する事が大事である。
そして、自身によってトレンドを予測して、世界に向けての商品企画、異業種コラボ企画、イベント企画、等々を考え、オリジナル企画書を作成し、プレゼンしてもらうのが
1学期の課題となる。
過去を知り、現代を分析し、未来を予測し、自分の感性によって企画を組み立てる。そして、伝える。
理論上当たり前の事を実際に自分で考えてやってみる事が重要で、実は簡単ではない事を実感し、多くの事を考えて克服していく。
少人数のクラスだからできる生徒一人一人とのコミュニケーション。
一方方向の講義ではなく、ヒントを与えて、同じ目線で一緒に考える。
デスクワークによって、コンピューターから得る無料の情報と、実際に身体を動かし、五感で嗅ぎ分けながら得る情報を駆使しながら、自分自身で答えを見いだす事の重要性
を学習。